任天堂、据え置き型の後継機開発を言明。

2004/06/10 01:17 Written by コ○助

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先日から来年のE3(The Electronic Entertainment Expo)で発表されるのではないかとの噂が流れていた据え置き型のハードの「ゲームキューブ」後継機について、任天堂が開発中であることを言明したなり。9日に開催された経営方針説明会で岩田聡社長が語ったところによると、「据え置き型のハードでも継続的に研究・開発」を行っており、この「次世代機」の名称は「レボリューション(仮称)」と呼ばれているのだとか。噂通り、来年のE3で正式に発表することを明らかにしたなり。

「レボリューション(仮称)」の詳細な説明はされなかったようなりが、この「次世代機」のウリは「Nintendo DS」発表前にも使われたフレーズの「異質な提案」。「Nintendo DS」では携帯ゲーム機としては確かに「異質」な「2画面を使ったゲーム」「画面のタップによる操作」「音声認識機能」「ワイヤレスネットワーク機能」を採用して驚かせてくれたなりが、「レボリューション(仮称)」でどのような「異質な提案」がなされるのかは現時点では全くわからないなりね。ただ、岩田社長は「従来機の延長線上にはない、まったく異質な提案を考えています」「重要なのは次世代の技術ではなく、次世代のゲームプレイ体験です」と何やら自信満々の様子。「(他社とは)一線を画すことになります」とも語っているだけに、ソニーやマイクロソフトなどが目指す方向性とは、本当に違うものになると思われるなり。

据え置き型で、全く新しい体験。据え置き型に関してはこれまでもいろいろな提案がなされてきたと思うなりよ。「ファミリートレーナー」から脈々と続く体感ゲーム、「ビートマニア」や「ギターフリークス」などの凝ったコントローラーを使うゲーム、ネットワークゲームのような通信対戦型のゲーム、「EyeToy:Play」のようなカメラに映った自分を画面に取り込むゲーム、「ピカチュウげんきでちゅう」のような音声認識を用いたゲームなどなど。ここに列挙したのはほんの一例でしかなく、成功したのも、失敗したのも含めたらもの凄く多くの試みがなされてきたなりよね。そういう意味では、任天堂が従来の概念にとらわれずに、どのような「異質な提案」をしてくるのかは、実に興味深いものがあるなり。

「レボリューション(仮称)」は、その名称通りゲーム業界に「革命」を起こすとの意気込みで付けられたもの。「ファミコンのような革命」を目指して開発が進められている「次世代機」がお披露目されるまで、あと1年も無いなりね。どんなゲーム機が登場するのか、今から楽しみなり。

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