ヤクルトのルーキー、吉田幸央投手が半年で退団。

2004/06/08 20:56 Written by コ○助

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昨年オフのドラフトでヤクルトに5位指名された吉田投手なりが、異例の半年という短期間で球団を去ることが発表されたなり。退団の詳細な理由は明らかにされていないなりが、どうやら内臓を患い、長期療養をしていたため、体力回復に自信が持てないことが引退の理由の模様。扱い的には自由契約ではなく、任意引退選手となるので、仮に病気が治ってプロ野球、もしくはメジャーでのプレーを希望した場合にはヤクルトの許諾が必要となるなりね。

吉田投手は高卒の18歳と若い選手で、ドラフト5位ながら将来を期待された逸材といわれていたなりが、その奔放な性格が注目を集めることもしばしば。高校野球の名門である東海大相模高校野球部に入部するも、わずか1か月も経たないうちに退部したという伝説を持つ吉田投手なりが、その後草野球チームを経て、公立高校の城郷高校に転入。城郷高校時代にはMAX147キロの速球を記録し、その能力に注目したパドレスの入団テストを受け見事に合格。マイナー契約を掴みかけていたなりが、パドレスの誘いを断り、ドラフトで指名を受けたヤクルトに入団することを決めたなりね。

ヤクルトの入団記者会見の際には「(メジャーに)絶対に行きたい。行きます。FAとって行きます!」と豪語し、周囲のヤクルト関係者を慌てさせる一幕も。また、「目標は日本記録、いや160キロ」「(背番号の54は)五十嵐(亮)さんの背番号(53)の1つ上。『五十嵐さんを超えろ』という球団の期待の表れだと感じました」と大口を叩いたことでも話題となったなり。

選手としての評価はどの程度のものだったのか、「野球小僧」の世界野球選手名鑑2004の紹介文を見てみると。
「どんな選手? /将来性豊かな速球派。東海大相模高を退部、城郷高に編入後、自身の努力でプロ入りを果たした。パドレスの入団テストにも合格した逸材だ」
「観戦ポイント/右打者の内角に投じるスライダーに注目。ボールゾーンから曲げてくる、いわゆるインスラ。プロでも投げる投手が少ないこの球を自由自在に操る」
「お節介アドバイス/性格はいい意味でのヤンチャ坊主。おとなしい選手が多いヤクルト投手陣に刺激を与えてほしい」

まだ18歳と若いだけに、これだけ評価されている素材が野球を辞めてしまうのは残念。じっくり療養すればいずれまた野球をやりたいという欲が出てきそうな気がするなりが、そのときに任意引退選手となっていることがネックになって、揉めたりすることが無いと良いなりねぇ。ヤクルトファンには残念はニュースなりが、病気が早く治ることを祈るなり。

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