イギリス紳士よ、本を読め!出版社が思いついた策略。

2004/06/08 10:14 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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5年間イギリスで生活した結果、私の脳裏にインプットされた英国男性の実態とは…

サッカーとラグビーとクリケットが好きで、仕事の合間にパブでリキッド・ランチが大好き(リキッド=液体、ランチ=昼食。要するに昼間っから何も食べずにビール飲んでる…)。

以前はイギリス人といえば、紳士で知的で読書好きってイメージがあったんですが。誤解を招かないように言っておきますが、確かにその通りの素敵な男性も存在します。でもどうも、そうでない人のほうが多かったような気が…。

それを一部証明する統計結果を、イギリスのとある出版社が発表しました。ペンギン・ブックス社によると、イギリスの男性は女性に比べて本の購買数が全体的に少ないそうです。しかも質問を受けた女性の85%が「好きな本の話をするような男性に魅力を感じ、そんな男性から誘われたらデートにも応じる」と答えているのに対して、ほぼ同パーセントの男性が「女性はお世辞を言っておけば、喜ぶはず」と回答を出し、ちょっとばかりジェンダー的な温度差が浮上。

そこで英国紳士の意識改革を!と立ち上がったペンギン社。今年6月から半年間『グッド・ブッキング・ガール』というキャンペーンガールを起用して、彼女達を国内の本屋にゲリラ的に送り込み、ペンギン社が推奨する本(一ヶ月ごとに新しい本に変わるらしいです)を読みふける男性を見付けた場合、1,000ポンド(約20万円)の賞金をプレゼントするということです。

書店にいけば、美人モデルのキャンペンガールに会えるかも知れず、さらに賞金獲得のチャンス!ちょっとあこぎではありますが、それでイギリスに知的で魅力的な男性が増えるなら、まあ損する人はあんまりいないかと(笑)。

個人的な意見ではありますが『知的』アイテムは、本の他にめがねも必須です。個人的な意見ではありますが…。

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