ソニー、海外のPDA市場から撤退へ。

2004/06/02 16:10 Written by コ○助

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世界的にPDA市場が縮小している中、特にPDAからスマートフォン(携帯電話一体型)への移行が激しい欧州と米国の市場から「CLIE」が姿を消すことになってしまったようなり。

2日に明らかになったソニーの海外PDA市場からの撤退は、ソニーが今後のPDA事業の見直しに入ったことを表しているなりが、気になる日本での開発・販売は継続されるようなので、とりあえずは安心しても良さそうなりね。日本はスマートフォンが全く普及していない、世界的にみれば独特な市場。それでも日本のPDA市場も世界にならって縮小していると言われているなりが、ソニーが長年「CLIE」普及に力を注いで来たこともあって、まだまだPDAに対するニーズが強いのは確かなりよね。日本でも「CLIE」が完全に市場から姿を消すことになってしまったら、悲しむ「CLIE」ユーザーは多いはずなり。

ちなみに、日本でスマートフォンが流行らない理由については昔からあれこれ議論はされているなりが、大きくは小型のPHSをPDAに組み込むことで「常時接続のPDA」が実現できてしまう点と、日本の携帯電話市場における端末開発はキャリア主導で、メーカー主導の欧米とは異なるため、自由度の高い端末をなかなか投入できないという点がスマートフォン普及の壁となっていると言われているなり。コ○助はどちらかというとスマートフォン待望派なりが、そういった状況が「CLIE」の寿命を延ばしたと考えると、ちょっと複雑な心境。スマートフォンが携帯電話市場を席巻するようになったら「CLIE」は姿を消してしまうし、「CLIE」を始めとするPDAが頑張ればスマートフォンは出てこないし。

とはいえ、海外からの撤退の理由として「通信との融合がさらに重要となっていくことからも、ソニー・エリクソン(SEMC)とも連携し、開発環境を強化」というスマートフォン事業を強化することに加え、「PSPを投入し、ゲームを中心としたモバイル・エンタテインメントの楽しみ方を提案していきたい」ということも挙げているようなので、日本でも「PSP」の動向次第によって、いずれ「CLIE」が別のかたちに変化を余儀なくされることは、可能性としては否定できないなりか。

コ○助も「CLIE」ユーザーの端くれとして、今回の海外市場からの撤退は残念。日本での開発・販売は、どうか末永く続きますように。

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