ピンク色のワニがいる動物園。

2004/06/01 13:18 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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本当にピンクのワニなんているんでしょうか。いるんですよ。一時的に、ですが…。

このワニ君、別に誰かの悪ふざけでピンクのペンキをぶっかけられたワケでもなく、自然の現象でこうなってしまったんだそうです。

『ピンキー』と、なんとも安直なネーミングで呼ばれている体調8フィート(約2メートル40センチ)、体重45キロの彼はアイオワ州はデモイン市にある動物園でただいま水槽の中を泳いでいるそうです。

ピンキーはもともとフロリダに住んでいたアルビノ(体の色素が無い状態)のワニで、真っ白な体を持っていました。それだけでも珍しい動物なんですが、最近彼の身なりにさらなる変化が…。

フロリダからはるばるお引越ししてその旅路が彼にとって過酷だったのか、それとも新しいお家に慣れずにストレスが溜まったのか。とにかくこの引越しがストレスになってしまったようで、皮膚が充血したかなんだかで、結果として一時的に皮膚がピンク色に。

その強面の容姿に似合わず、ピンク色に衣替えしちゃった彼に驚いたのは、もちろん動物園側の関係者。最初はこの奇天烈なワニ君の色が元に戻るまで、環境を静かにして落ち着かせて、その後観客に公開しようとしていたそうです。

しかし、この世にも珍しい「桃色爬虫類」。客寄せパンダにしちゃおうと(笑)。アコギですが…。

思惑は大当たりして、子供を中心に動物園を訪れる観客が急増したそうです。でもガラス越しとはいえ子供がギャアギャア喜んでいるのを目の当たりにして、またストレス溜めちゃわないかしら、ピンキー君(涙)。

一部の心配をよそに、ワニの皮膚からは徐々に色が抜けてきて、今では「ぽっ」と頬を赤らめる程度なんだそうです。

それはそれで可愛いかも?

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