外食チェーンの「ソーホーズ」が倒産。

2004/06/01 10:55 Written by コ○助

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東京都内を中心に展開しているので、地方の人にはあまりなじみがないかもしれないなりが、トイレの便器が変なことで有名な台湾料理店「青龍門」や、美味しい小龍包で話題の六本木ヒルズの超行列店「南翔饅頭店」など、幅広く飲食店を手がけてきた「ソーホーズ」が残念ながら倒産してしまったなり。負債総額は約75億円。今後も大半の店舗は営業を継続していくようなので、とりあえずは一安心。

ソーホーズは1976年に設立、前述の「青龍門」がバブル前後あたりで話題となったのをきっかけに、中華、イタリアン、和食など多くの飲食店を展開してきた(現在25店舗)なりが、折からの外食産業不況の煽りを受け、既存店の売り上げが大きく低迷。加えて、新規出店した店舗が思うように収益を上げることができず、資金繰りが悪化していたというなり。

ちなみに、「ソーホーズ」が手がけていた有名店をいくつか紹介しておくと。
・台湾料理店「青龍門」……東京ではかなり有名なお店。かなり早い段階から店舗デザインに力を注いで来たお店で、東京ディズニーランドに併設されたイクスピアリや、お台場のビーナスフォート、大阪のユニバーサル・シティウォークなどに出店。
・高級日本料理「NOBU」……ロバート・デニーロが共同経営者として名を連ねていることでも有名なレストラン。東京のほかに、ニューヨーク、ラスベガス、ロンドン、ミラノ、パリなどワールドワイドに展開。
・小龍包店「南翔饅頭店」……上海の「豫園」に本店を構える小龍包の老舗にして有名店。日本一号店として六本木ヒルズに上陸、「ヒルズ行列店ランキング」で常にベスト3に入る超人気店として有名。
・清王朝宮廷料理「レイ家菜」……六本木ヒルズにある、客単価4万円、1日3組限定(1組6名以上)という超高級店。西太后が愛していた逸品など、前菜12皿、メイン7皿、そしてデザートのコースのみ提供。

六本木ヒルズには、開業と同時にさまざまな業態の飲食店を5店舗オープン。「南翔饅頭店」や「レイ家菜」のほかにもワインで飲茶を楽しむ「香港茶樓」、六本木ヒルズで最も店舗面積が広い「ROPPONGI J」(「Olives」「Bamboo Bar」「Xen」の3店舗で構成)、クイックパスタの「Te(ティー)」を展開しているなり。

コ○助は「レイ家菜」以外の店には行ったことがあるなりが、いずれも味は美味しいなりよ。単価は場所柄やはり高めなりが、「南翔饅頭店」なんかは一度は食べておく価値があるはず。ここの小龍包はもちろん、密かに春巻きが異常に美味しいことに気が付いている人はあまり多くはないようなので、訪れる機会があればぜひお試しあれ。

各店舗は当面営業を継続する方針とはいえ、会社再建がうまく行かなければ当然各店舗にも何らかの影響は出てくるはずなので、なんとか民事再生法のもとで立て直していくことができると良いなりね。頑張って欲しいものなり。

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