存続危ぶまれる野球など3競技の北京五輪実施が確定。

2004/05/18 02:52 Written by コジマ

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国際オリンピック委員会のジャック・ロゲ会長(ベルギー)は、2008年に開かれる北京五輪での野球、ソフトボール、近代五種(射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニング)の実施を名言したのだ。この3競技は、五輪のスリム化を目指す同会長らによって五輪競技からの除外対象となっていたのだけれど、4年後という協議期間の短さや選手たちの気持ちをくみ取るというかたちで、とりあえず北京五輪では予定通り行うこととした。それ以降の実施については、今年開かれるアテネ五輪での評価をもとに検討していくそうなのだ。

3競技の除外は、ロゲ会長の意向でIOCプログラム委員会が2002年秋のIOCメキシコ総会で提案していたのだけれど、IOC委員の猛反対に遭い結論を先延ばしにしていたのだ。

五輪競技が増え続けるなか、世界的に競技人口が決して多くない3競技は除外の対象になっても仕方のないことではあるのだけれど(ほかにも競技人口が少ないものだってあるけど…)、野球が大好きなのぼくとしてはうれしい限りのニュースなのだ。北京五輪では、メジャー選手どころか代表自体が出場できない米国(予選敗退)がいないのは淋しい限りだけど、米国と並ぶ野球大国のわが国がアピールするチャンス! 日本の主導で是非とも盛り上がって欲しいのだ!!(もちろん、ソフトと近代五種もね)。

ただ、ロゲ会長は北京五輪での実施を明言したあと、こう付け加えている。「(競技の見直しをする)例外は、世界反ドーピング機関(WADA)の統一規約を尊重しない場合と倫理規定を犯した場合」。主な五輪競技と違ってドーピング検査のない野球選手のみなさん、くれぐれも薬物は使わないでね。

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