この記事は映画のネタバレの可能性がありますので、ご注意下さいね。
先日過去コラムで紹介した
『ジャック・ブラックとベン・スティラーが共演する "Envy"』。先日、ダンナと先日観に行きました。
この映画は最近活躍する若手コメディー俳優がガチンコ共演。ストーリーは…
【スティラーとブラックが演ずる2人は、住んでいるところはお隣同士、仕事場も一緒なら、通勤もひとつの車…と言う家族ぐるみの親友同士。ある日ブラック役の青年が犬のフンを瞬時に『蒸発』させるスプレーを開発し大金持ちになります。
一緒にこの発明を市場に出そう!と当初誘われていたスティラー役の友人ですが、その発明の胡散臭さにあまり乗り気でなく…。しかし結局その商品が大ブレーク、一年余り経ったころには片方は大金持ちで大豪邸に住み、片方は貧乏なまま…。
その『不公平さ』に激しくEnvy、すなわち嫉妬を抱くスティラー(役)。そして、その彼のやっかみが爆発した時、とんでもないハプニングが起こるという、ドタバタなコメディー映画】
と言うモノでした。
と、言うかそのハズだったんですが…。
結果から申しますと『ハズレ』です(涙)。
ベン・スティラーとジャック・ブラック。両方ともエキセントリックな演技を得意とする俳優。ベンが多少神経質でちょっと根の暗い、さらに感情的に喋りだすと止まらない、しかも何かをすると絶対計画通りに行かずに失敗ばかり…と言うキャラを得意とするのに対して、ジャックの方は眼力強く常に自信たっぷり、何が何でも自分が一番で、すべてを強引に己のペースに巻き込むキャラが『School of Rock』等の映画で定着しています。
この二つの対照的な個性がかみ合わさることで、かなり面白い映画が出来上がるハズだったのに…。
どちらも残念ながら、その持ち味キャラを出し切っていないと言う印象でした。ベンの方はそれでもここそこで面白かったのですが、ジャックの役柄はエキセントリックさがまるで無く、単なる「良い人」に収まってしまっていました。
一言でまとめると
ベン出力度:65
ジャック出力度:40
で、不完全燃焼だったとしか言い様がありません。
帰りの車の中でダンナが一言
「あの2人の役を、俳優取り替えて作ったらまだ多少面白かったかも…」
ああ、その方が確かにまだ成功したか(涙)。試しに今
インターネットでこの Envy の評価を見てみたら、かなり悪かったです。
やっぱりハズレだと思ったのは私だけじゃなかったか…。