甲子園球場の大改修、2008年に着工へ。

2004/05/16 13:10 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


今年8月に80周年を迎える阪神甲子園球場。あのツタの絡まった伝統を感じる球場も、そろそろ耐用年数が厳しいものになってきたため、たびたび改修計画が浮上しているなりよね。1995年には阪神・淡路大震災で被災。スタンドに亀裂が入るなど被害を受け、補修工事の末10年間は耐用年数が延命されたと言われているなりが、客席やトイレ、選手ロッカーなどの老朽化が着々と進行していることから、大改修に向けたプロジェクトチームを発足。2008年の着工を目指して検討に入ったようなり。

具体的には球場、球団、大手ゼネコンの複数の関係者でプロジェクトチームを結成。今月末には阪神電鉄本社の関係者をアメリカに派遣し、どのようなスタジアムが新しい甲子園に向いているのかを視察するというなり。ちなみに、新しい甲子園球場のスタイルは、ドーム型の球場には否定的で、天然芝の、屋根なしタイプの球場を軸に考えている模様。まあこれはメジャーリーグでもドーム球場から屋根なし球場への回帰が叫ばれているなりからね。同様に、人工芝から天然芝への回帰も盛んに言われていることなので、現在天然芝で屋根なしの甲子園球場を改悪させる必要はなし。現在の良さをうまく引き継いだ球場にして欲しいものなり。

ただ、大規模な改修となると、心配なのは甲子園球場の「味」であるツタの処遇について。あのツタがあってこそ、趣深い甲子園球場という感じもするので残しておいて欲しいところなりが、近代的な球場に生まれ変わるであろう新甲子園球場にツタをそのまま移管させることができるのかどうか。今のところその点については全くの未定のようなりが、うまく新甲子園球場とツタが共存できるかたちになると良いなりねぇ。

あれだけの大きさの建築物なので、2008年着工だと完成は2010年くらいになるかもしれないなりね。まだまだ先の話なりが、着々とプロジェクトは進行しているようなので、続報を楽しみに待ちたいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.