アディダスが“21世紀の靴”を開発。

2004/05/10 03:59 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


3日前にプレスリリースされたのだけれど、みなさんもう見ましたか? やばいっス「adidas1(アディダス ワン)」。なんてったってマイクロプロセッサーが入った靴なんです! こういうものが出てくると「ああ、21世紀なんだな」って実感しちゃうのだ。

マイクロプロセッサーが入ってる理由だけど、別にピカピカ光を放ってお子様の夜の交通安全を約束する機能が付いているわけではありません(発光ダイオードは付いてるみたいだけど)。かといって、インターネットや電話ができるというわけでもありません。プレスリリースによると「ランナーの体格、走行スピードや路面の固さを感知し、全てのランナーに適切なレベルのクッションを提供」するそうで、そのためにマイクロプロセッサー、磁気システムセンサー、モーター駆動のケーブルシステムが搭載されているのだ。

この「adidas1」のメカニズムは、歩き出すと磁気システムセンサーが作動してかかとの上下の可動範囲(圧縮度)を測定してその情報をマイクロプロセッサーに流す。するとマイクロプロセッサーが事前に設定された圧縮度と今の圧縮度を比較して柔らかすぎ硬すぎを判断する。そしてモーター駆動のケーブルシステムがマイクロプロセッサーの指示通りにワイヤーを調節してクッションの硬さを調節するという仕組みなのだ。

たかが靴に大げさな、と思う人もいるかもしれないけれど、スポーツ時だけでなく普段の生活でもクッションのいい靴はやっぱり歩いていて楽しいのだ。ぼくが持ってる靴は全部で15足くらい。だけど、実際にいつも履いてるのはたったの2足だけなのだ。革靴やブーツは時々履いてるけど、ソールの硬い靴はやっぱり疲れる。ましてやデイリーユースのスニーカーとなると、絶対に柔らかいものを履きたくなるのだ。コンバースの「オールスター」なんか可愛いんだけどね。ぼくの大のお気に入りはニューバランスの「576」。ニューバランスは全部好きだけど、「576」はデザインもいいんですもの。

そんなぼくにとって最高のクッション性を誇るニューバランスのC-CAPも、この「adidas1」のクッションシステムにはかなわなそう。だって、電動なんだもん(笑)。それゆえ難点があって、100時間稼働したら電池を交換しなくてはいけないそうな。年内に3万円程度で発売するらしいけど、うーん、買うべきか買わぬべきか。迷いどころなのだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.