柳沢敦選手、鹿島アントラーズへの復帰が濃厚に。

2004/05/05 09:02 Written by コ○助

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昨年7月6日付けでセリエAのサンプドリアへレンタル移籍した柳沢選手なりが、この1年間は出場機会に恵まれない苦難の連続。1年間の契約期間が切れる6月が目前に迫ってきているなりが、鹿島アントラーズの鈴木満強化部長が「(サンプドリアとの)レンタル延長はない。他クラブからのオファーも商業的な目的のものならノー。第2ステージからチームの構想に入れようと思っている」と語るなど、ほぼ鹿島アントラーズへの復帰というレールが敷かれてしまったようなり。また、サンプドリア側もマロッタGMが地元紙のインタビューで「おそらく彼と私たちの関係は今季で終了するだろう」と答えるなど、契約を延長する意思がないことを示唆。もはや柳沢選手には選択肢が無い状況に追い込まれつつあるなりね。

柳沢選手はサンプドリアへの移籍当初、セリエBからセリエAへ昇格したチームの上位進出の切り札として大きな期待を背負っていたなりが、今季は15試合の出場に止まり、得点はゼロ。しかも先発出場は2試合のみと、かなり厳しいシーズンを送っていたなり。かつては日本代表の不動のFWとして活躍していた時期もあったなりが、最近は久保竜彦選手や玉田圭司選手といった選手が代表戦で結果を残してきているだけに、柳沢選手の立場は非常に微妙な状況になっているなりよね。そのプレースタイルは賛否両論ながら、代表FWの座を掴むだけの実力はある選手だけに、海外で出場できない時期が続くならば、鹿島アントラーズに復帰するのは決して悪い話では無いのではないかと。

ちなみにサンプドリアは柳沢選手との契約は延長しない方針なりが、来季からテクニカルスポンサー契約を結ぶ予定のスポーツ用品メーカー「カッパ」の「日本市場開拓のため、日本人選手がいた方がいい」との強い意向もあるため、今後も日本人選手は獲得する意欲があるようなり。今のところ、こちらも日本復帰が噂される稲本潤一選手の獲得を検討しているのだとか。日本復帰に消極的な稲本選手にとっては渡りに船な話なりが、柳沢選手にしてみれば押し出されるように契約を切られるので、辛いところなりねぇ。まあプロの世界なので仕方ないことではあるなりが。

柳沢選手のみならず、稲本選手も巻き込むことになりそうなサンプドリア。今後の動向に注目しておきたいところなり。

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