ちょっと前のニュースなりが、取り上げるのを忘れていたのでご紹介しておくなり。主演がハリソン・フォード、監督がスティーブン・スピルバーグ、原作とプロデューサーがジョージ・ルーカスという、泣く子も黙るハリウッド大作の「インディ・ジョーンズ」シリーズなりが、シリーズ最後の作品は1989年に公開された「最後の聖戦」。あれから、もう15年も経っているなりね。長年の沈黙を破って2002年に続編構想が発表され、脚本家には「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」で世界中を感動の渦に巻き込んだフランク・ダラボンの起用が決定。2005年の公開を目指すと言われていたなりが、残念ながら正式に製作の延期が決定したようなり。

製作延期の理由はプロデューサーであるジョージ・ルーカスが、フランク・ダラボンの脚本にダメ出しをしたためで、これまで行われていた海外のロケハンなどもすべて中断。2005年公開の予定が大きくずれることが確実となったなりね。このため、「インディ・ジョーンズ4」のためにスケジュールを空けていたハリソン・フォードはアクション映画「ロング・エレメント」の出演を決め、スティーブン・スピルバーグ監督も1972年のミュンヘンオリンピックで起こったテロ事件を題材にした作品の製作に取りかかることになったなり。

余談なりが、スティーブン・スピルバーグ監督はオリンピックのテロ作品を製作したあとは、19世紀の人気女優を描く「ザ・ライバルズ」、トム・クルーズ主演のリメイク作品「宇宙戦争」、同じくトム・クルーズ主演の太平洋戦争中の日本軍捕虜収容所を舞台にした「ゴースト・ソルジャーズ」などを準備。かなりスケジュール的には詰まっている感じなりが、延期が決まった「インディ・ジョーンズ4」のメガホンを執るのは相当先のことになりそうなりねぇ……。ちなみに、公開待機作としてはすでに撮影は終わっているトム・ハンクスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが主演の「ターミナル」があるなり。こちらは今秋にも全米で公開予定。

先日、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を1〜3まですべて観てきたなりが、「インディ・ジョーンズ」シリーズもハリウッドがオリジナルの発想で素晴らしい作品を世に送り出していた同時期の作品。最近はリメイクやマンガ原作モノが目立つハリウッドなだけに、続編モノとはいえ素晴らしい世界観を持つ当時のシリーズの続編は早く観たいなりよね。実際にプロジェクトは進んでいるようなので公開延期→製作中止ということは無いと思うなりが、一日も早く撮影が始まることを祈るばかりなり。