輸入タコの価格が高騰、たこ焼きピンチに。

2004/05/02 09:57 Written by コ○助

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最近のタコ焼きって高いなりよね。コ○助が子どもの頃によく買っていた、東京・渋谷のセンター街入り口にあったたこ焼き屋は1カップ(パック入りではなく、カップ入りだった)8個で250円くらいだったなりよ。現在、近所によく現れる移動式店舗のたこ焼き屋は1パック8個入りで500円。もちろんもっと安いところはいっぱいあるなりが、自分の生活圏でのたこ焼きの価格が、15年くらいの間に倍になっているというのは、結構驚くべき高騰ぶりなり。

なんでもたこ焼きのタコは、弾力が強く身の硬い国産品よりも、皮が薄くて肉質が軟らかいアフリカ・モロッコなどからの輸入品が人気のようなりが、乱獲の影響でタコ資源が減少してしまい、資源保護のため昨年9月から禁漁となってしまったというなり。そのため、必然的にタコの価格が上昇、たこ焼きの販売価格にも影響が出始めているなりね。朝日新聞によると「4年前は1キロ300円で仕入れていたタコが、今は900円近い時もある」のだとか。単純に3倍の仕入れ値に跳ね上がっているのは、厳しいなりねぇ。また、モロッコ産のみならず、全体的にタコの輸入量が減少しており、冷凍タコの輸入量は昨年の実績が約56,000トンと、この3年間で半減してしまっているというなり。

よくたこ焼きの具をタコ以外のものにして売っているお店を見かけるなりが、なぜかたこ焼きはやっぱりタコでないと美味しくないと思うなりよ。一応、海老焼きやいか焼き、豚キムチ焼き、ホタテ焼きなんてメニューを実際に食べたことはあるなりが、海老は噛んだときの弾力がタコには遠く及ばす食感がイマイチ、いかは噛みしめたときの味わいがタコには及ばずイマイチ、豚キムチは悪くはないなりが、すでにたこ焼きのかたちをしたお好み焼きでしかないのでイマイチ。ホタテは噛みしめたときの味わいは悪くないなりが、やっぱり弾力が弱いのでたこ焼きほど「食べたい!」と思わせるものではなかったなり。まあ食べ慣れているか否かという、慣れの問題もあるとは思うので、これらのものを全否定するわけではないなりが、たこ焼きの、あの丸い球体の中には、やっぱりタコが入ってて欲しいな、というのがコ○助の結論なりね。

モロッコの禁漁措置は解除される見込みが立っていないようで、当分は現在の状況が続くのだとか。また、仮に解除されても、近年ヨーロッパ諸国でのタコ人気が高まっており、価格の高騰は避けられないというなり。美味しいたこ焼きを食べるには、さらに高いお金を払わざるを得ない……そんな日が、もうすぐそこに迫っているのかもしれないなりね。しかしたこ焼きが800円とかするようになったら、果たして食べるなりかねぇ(笑)。そうならないことを祈るばかりなり。

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