巨人の元木大介内野手にトレード通告、近鉄に移籍か。

2004/04/24 09:11 Written by コ○助

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野球センスの高さは誰もが認めながらも、層の厚い巨人ではなかなかレギュラーとして結果を残すことができず、昨年は4月に「左肩鎖関節脱臼」で戦線を離脱。今年も「左大腿部後側部の筋膜炎の疑い」で18日に1軍登録を抹消されており、なかなか安定して活躍することができないでいる元木大介内野手。ただ、長年「他球団なら間違いなくクリーンアップ」と言われている打力を評価されていることもあって、抑え投手の緊急補強に迫られた巨人が元木選手を交換要員にトレードを画策、すでに近鉄との間で高村祐投手とのトレード話が進んでいるというなり。

元木選手は1989年のドラフトで、ダイエーの1位指名を受けながらも巨人への想いを貫き通し入団を拒否。当初、巨人が元木選手の希望通り1位指名するかと思われたなりが、実際に指名したのは東京六大学のスラッガーとして即戦力の呼び声が高かった慶応大学の大森剛内野手(すでに引退)。この年のドラフトは8球団が野茂英雄投手を競合指名したため、巨人の思惑としては2位指名でも元木選手を獲得できると踏んだのかもしれないなりね。結果、野茂投手の指名から外れたダイエーが元木選手を強行指名。ダイエー入りを頑なに拒否した元木選手はその後1年間、ハワイで浪人生活を送り、物議を醸したものなり。そして翌年のドラフトで晴れて巨人の1位指名選手として夢が叶ったなりね。

それだけ熱い巨人への想いを持つ元木選手は、かねてから「巨人のユニホームのままで引退したい」と公言しているなりが、今回のトレード通告に対しても難色を示しているのだとか。かつて、近鉄へトレード通告を受けたのを不服として、即引退した定岡正二投手のようなことにならなければ良いなりが……。

個人的には、元木選手はパ・リーグの出場機会のあるチームに移籍したほうが断然良いと思うなり。近鉄は特に巨人とのパイプが強い球団だし、環境的には申し分ないのではないかと。何よりも大阪は元木選手の出身地なりからね。巨人としても将来の幹部候補生として呼び戻すことは当然考えているようなので、野球選手としてのキャリアを高めるためにも近鉄でもう一花咲かせるのが良いのではないかなぁ、と。

果たして元木選手と高村投手のトレードは成立するのか。今後数日間、目が離せなそうなりね。

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