ガッツ石松、まじめ人生を誓った62円。

2004/04/23 11:58 Written by コ○助

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タイトルからして意味深なりが、実は読売新聞に気になるコラムがあって、それをしばらくチェックしていたなりね。そのコラムの名は「ラーメン人模様」。ラーメン大好きな日本人なら、人それぞれ何らかのエピソードを持っていそうなものなりが、このコラムは著名人がこれまで体験してきた、いわゆる「ラーメンと私」的な逸話を紹介するコラムなりよ。それが単に「うまかった」とか「忘れられない味」といった話ではなく、結構良い話だったりするので、今日はガッツ石松の「ラーメン人模様」を見ていくことにするなり。みんな大好き、「OK牧場」ガッツ石松の、ラーメンにまつわる逸話とは。

ガッツ石松は1949年栃木県生まれ。自著の「ガッツ流人生ラウンド」によると、「村で一番貧乏な家に生まれた。どのくらい貧乏かというと田んぼもない、畑もない、金がないから食いものもない、という貧乏だった」。戦後間もない時期の農村に生まれたガッツ石松は、少年時代を極度の貧困の中、育っていったなりね。

小学校入学前から悪ガキで知られるようになり、警察沙汰になることもしばしば。そのたびに家裁の担当官や警察に父親は頭を下げ続けたなりが、その姿を見て「まじめに生きよう」と心に誓ったのだとか。ガッツ石松14歳のときの家裁からの帰り道、父親と共に初めてラーメン屋に足を踏み入れたなりが、父親の所持金は62円。注文した一杯のラーメンをガッツ石松が食べきったあと、残ったスープを水で割って美味しそうに飲む父親の姿があった……。そんな思い出があるというなり。

ガッツ石松はその後ボクシングの世界ライト級チャンピオンに輝き、そのときのファイトマネーをすべて両親に渡し、実家を建て直したのだとか。ラーメンのエピソードを聞くとなおさら思うなりが、本当の意味でハングリーなボクシング選手だったなりね。今でこそ「ちょっと抜けたオッサン」路線の、「OK牧場」なタレントとしてのイメージしか無いなりが、人一倍の苦労をしてきた人のようなり。

ガッツ石松のそんな若かりし頃のことを知らない人は、ぜひこの「ラーメン人模様」を読んでみてくださいなり。と、いうよりも自著の「ガッツ流人生ラウンド」の内容が気になってきたなりね……。立ち読みでもしに行ってみるなりか。

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