au向け三洋製端末「A5405SA」、中身の秘密。

2004/04/21 17:11 Written by コ○助

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コ○助もかつて三洋製端末が好きで、携帯電話やPHSに関してはソニー製よりも好んで三洋電機製端末を使っていた時期もあったなりが、昔からユーザーのことをしっかりと考えた、細部までのこだわりを感じていたなりよ。それはメニューのナビゲーションであったり、ボタンの配列であったり。現在発売されている三洋製の最新機種「A5405SA」は、プロダクトデザイナーの岩崎一郎氏とのコラボレーション端末ということで、デザイン的な面でもかなり話題を呼んだ端末なりね。この「A5405SA」の、内部構造に迫った記事がITmediaに掲載されていたのでご紹介を。

「閉じた状態での厚みが20ミリなので、開いた状態ではさらに薄くなる。先端部に向かうほど薄くなっているので、薄さと剛性を確保するのが課題だった」
「A5405SAは(開いた状態では)INFOBARよりさらに薄い」
「剛性と強度のある金属というところで、ステンレスに注目した」
「最近の携帯電話は、カメラだったら画素数争い、液晶はいかに大きくて高精細か、バックアップのメモリは何を積んでるのか──などに注目が集まり、高スペックなデバイスだけを集めてきたような商品が氾濫している。ただ、本当にユーザーは、そればかりを求めているのか」

「A5405SA」は実際に手にしてみると、かなり薄くて軽量だということがすぐに分かるなり。まあ「携帯最薄」を謳って衝撃を走らせたNTTドコモの松下製端末「P504i」に比べると若干まだ厚いなりが、それでも実用レベルではそれほど差を感じないほどの薄さなりね(※閉じた状態の厚さは、A5405SAが20mm、P504iは16.8mm)。薄くするとどうしても心配なのは強度の問題なりが、「A5405SA」は金属の背骨を本体に仕込んだり、ステンレスを素材に選ぶことで強度を保っているようなり。

この端末を開発した三洋マルチメディア鳥取は、この端末はスペック偏重の現在の携帯電話市場へのアンチテーゼと説明しているなりが、そうは言ってもやはり最低限満足のいくスペックは欲しかったところ。カメラは31万画素で背面液晶はモノクロ、メイン液晶もQVGAではないというのは、ちょっと寂しすぎるような気がするなり。この端末にスペックが備わっていれば、もっと人気の出る端末になっただろうに。

でも、デザインからのアプローチで新たな携帯電話像を創造していこうというauの気概が感じられる端末なのは確かなので、まだ実際に見たことがない人は、ぜひ一度触れてみてくださいなり。物欲がうずくこと間違いなしなり。

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