NHJ、腕時計型のポータブルTVを発表。

2004/04/13 14:42 Written by コ○助

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セイコーが発売していた、伝説の腕時計型テレビ「TV-WATCH」から20年余。この間、携帯電話に押されて徐々に腕時計という文化が廃れ、もう二度「腕時計型テレビ」というコンセプトの製品は現れないのではないかと思っていたなりが、「2004 International CES」にNHJが同コンセプトの「VTV-101」を出展、話題を呼んでいたなりね。そして、ついに21世紀の腕時計型テレビが正式発表されたなり。

「VTV-101」は1.5インチの低反射透過型TFT液晶を搭載。1.5インチというと、最近の携帯電話の液晶画面よりもかなり小さめといった感じなりか。VHF1〜12ch、UHF13〜62chの受信に対応しており、自動&手動でのチューニングが可能なようなり。この手の携帯機器で気になるのは、やはりバッテリーなりが、充電時間が1時間半、連続駆動時間は1時間と、使い込んでいるうちに不満を抱きそうなバッテリー持ちなりか。まあ腕時計サイズという小ささなので、ある程度バッテリーは犠牲にせざるを得ないのだとは思うなりが。一応、外付けの乾電池ケースが用意されていて、単3乾電池4本を併用すると連続駆動時間は3時間まで伸びるようなり。腕時計型のテレビに、単3乾電池4本って……(笑)。

重量は55gと軽量なのは魅力なりが、それでも実際に装着した写真をみると腕時計としてはかなり大型。常時付けて歩くには、ちょっと抵抗のある大きさなり。

でも、このサイズにカラーテレビが収まっているのは、やっぱりワクワクするもの。セイコーの「TV-WATCH」は外付けのレシーバが必要だった上に、モノクロ液晶だったなりからね。20年以上の年月が育んだ技術の進歩を感じないわけにはいかないなり。

「VTV-101」の価格は19,800円前後になる模様。「TV-WATCH」は10万円近くしていたので、それに比べたら格段の安さ。これを腕にはめて出かければ話題になることは間違いないし、実用性よりはネタ的な意味合いでちょっと欲しいかも……。もちろん、バッテリーの問題や、もう少し小型化が実現できれば実用度もアップするはずなので、今後のNHJの開発に期待したいものなり。

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