戸田和幸選手が所属チームに激怒「くそみたいなチーム」。

2004/04/12 05:43 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


昨年末にプレミアリーグのトットナムを退団後、小野伸二選手と同じくオランダリーグへと身を転じた戸田和幸選手。ADOデンハーグの入団テストに合格後、一旦は「家庭の事情」でJリーグの東京ヴェルディ入りが決まりかけていたなりが、獲得を諦めきれないADOデンハーグから熱烈なオファーを受け、今年6月30日までの期限付きで入団が決まったなりね。あれから3か月。かつて日本代表の守備の要として活躍した戸田選手のニュースはあまり大きくは伝わってはこないなりが、やはり言葉が通じず、プレースタイルの違いから相当な苦労を強いられているようなり。

戸田選手がADOデンハーグに入団後、初めて臨んだ試合は2月1日のアヤックス戦。先発出場したものの、前半4分3秒にいきなりファールで相手にフリーキックのチャンスを与え、先制点を許すという苦いデビュー戦だったなり。その後、3月中旬までは毎試合先発出場を続けていたなりが、3月下旬あたりから徐々に出番が減りはじめ、直近の試合(4月10日)では後半残り15分からの途中出場のみ。ADOデンハーグは今シーズンは残りあと5試合。戸田選手の置かれている立場も、かなり苦しい状況になってきているようなり。

そんな起用方法への不満が伏線となったのかどうかは分からないなりが、戸田選手が10日の試合後にADOデンハーグへの怒りを露わにしたなり。試合に敗れた後もチームメートが「負けてへらへら」していることに怒り、練習でも緊張感がなく笑ってばかりの「練習わいわい」状態に怒り。そして、強い言葉でADOデンハーグへの不満を爆発させたなり。

「こんなくそみたいなサッカーをするチームで、ちょっとしか出られない僕は本当にくそなんだろうなと思いました。こんなくそみたいなサッカーしかできないところで、10分しか時間をもらえない自分は本当にくそなのかなぁと。いろんなことに腹が立ちましたけど」

いろいろなサッカー選手のコメントが毎日のようにスポーツ新聞の紙面に掲載されているなりが、ここまで強い感情を込めたコメントはあまり見たことがないように思うなり。もともと厳しい環境でサッカーをプレーし、2002年のW杯では気迫溢れるプレーを見せていた戸田選手なので、あまりにぬるい姿勢でサッカーに取り組むADOデンハーグの体質が許せないのかもしれないなりね。こういう気持ちでいるのであれば、もうADOデンハーグに止まる理由は無いと思うし、出番も無いのであれば早くJリーグに帰って来たほうが、戸田選手のためにも良いと思うなりが……。

戸田選手は基本的にはJリーグには復帰したくないという意向のようなりが、まだ26歳。一度Jリーグに戻ってから立て直した上で、再び海外移籍を目指しても遅くはないはず。しばらく遠のいている日本代表にも復帰して欲しい人材だし、6月の契約切れの際にどういった決断を下すのか、注目しておきたいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.