阪神の岡田監督、6戦目の決断。

2004/04/09 06:06 Written by コ○助

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開幕から巨人相手に3連勝で大喜びだった阪神ファンも、続く横浜相手に良いところ無しの3連敗で早くもげんなりムード。せっかく開幕から波に乗ったと思ったら、横浜には手も足も出ないといった感じでコテンパンにやられたなりからね。予想外と言っては何なりが、ここまでやられるとは正直思わなかったなり。

まあ開幕前から井川、福原に続く投手が弱いとの懸念もあったので、まさにその懸念が表面化してしまった感じなりか。井川、福原、下柳、伊良部、前川、藪と続く阪神の先発ローテーション。横浜との3連戦は後ろ3人が登板して完敗だったなりね。藪投手は敗戦の中でも光るものがあったなりが、伊良部&前川の両投手は横浜戦での結果が実力なのだとしたら、今後相当厳しいシーズンになりそうなりねぇ。かといって、代わってローテーションを守れそうな投手は2軍で調整中の久保田智之投手と経験の浅い杉山直久投手くらいなりか。伊良部&前川の両投手が次も悪いようなら、思い切って入れ替えてしまうのも手かもしれないなりね。

さて、そんな投手陣の話は置いておいて。8日の横浜戦、岡田監督は大きな決断を下したなり。それは「140試合起用し続ける」と宣言していた鳥谷敬内野手をスタメンから外し、早くも藤本敦士内野手をスタメンで起用したこと。鳥谷選手は開幕から5試合すべてに先発出場し、17打数2安打、打率.118と、完全にプロの壁にぶち当たっている感じ。三振もリーグトップの8個と、プロの球速や変化球、攻め方すべてに苦戦している様がうかがえるなりね。

実績がある上にオープン戦でも好調だった藤本選手を外して鳥谷選手を起用し続ける岡田監督の采配への批判も日増しに高まっていたなりが、まさか6戦目にして、「鳥谷選手を140試合起用し続ける」宣言を取り下げるとは、ちょっとビックリなりよ。これじゃ、今まで「育成のために我慢して使う」と言っていたことも、説得力が無くなってしまうなりよねぇ。単に「ゴールデンルーキーで話題になるので起用してみました」というだけの話になってしまうような……。

確かに鳥谷選手は極度の打撃不振に陥っているなりが、育成を謳うのであれば、すべての球団との対戦が一巡するか、一か月くらいは我慢して使うとか、もしくは最初から2軍でレギュラーとしてフル出場させてプロに慣れさせるとか、もっとやり方があるだろうに。6戦目で引っ込めるくらいなら、最初から2軍でスタートさせれば良いのに、とか思ってしまうのは間違っているなりかねぇ。

8日の横浜戦に出場した藤本選手は、結局4打数0安打と結果を残すことはできなかったなりが、一度変えてしまった以上、しばらくは藤本選手で行くべきだと思うなりよ。これで今日の中日戦から再び鳥谷選手を起用するようなことになれば、岡田監督の采配に「???」と疑問符を付けないわけにはいかなくなるような。

スタメン選手のチョイスや継投のタイミングなど、この3連敗でいきなり批判が噴出し始めている岡田監督。新米監督とはいえ、昨年の優勝チームだけに、批判も例年以上に厳しいものになりそうなりね。ただ、これらの批判も当然岡田監督への期待が高いからこそ。中日との3連戦は厳しい戦いになりそうなりが、頑張って結果を残して欲しいものなり。

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