幼児が会計してくれるレストラン。

2004/04/07 11:53 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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最近、ウォール家の近くにとても美味しい中華のお店を見つけまして。テーブルが数個しかない本当に小さな食堂で、どちらかというとお客さんはそこで食事をするより、「テイク・アウェイ」(持ち帰り)を注文する人が多いというお店です。

んで、そこでこの間私も昼食用に持ち帰りを注文して待っていると、そこの女将さんの息子とおぼしき少年(10才ぐらい)がテーブルを片付けたり、お箸を並べたり、その間に後ろを付いて歩いている2才ぐらいの妹を子守したり…。と、まあ一生懸命お手伝いをしているのが好印象だったわけです。

考えてみると、あまりこの国で子供が家業のお手伝いをしている所ってあんまり見かけませんねぇ。習い事が盛んなアメリカでは、学校が終わるとどちらかというと親が子供のスケジュールに合わせて、バレエやらサッカーやらの送り迎えとかに忙しいですし…。さらに共働きともなるとベビーシッターが登場するしで。

まあ、話はそれましたが。

そんな「家族を手伝う少年」の姿に感動したのがほんの数日前。そうしたら今度はニュースでこんなのが報道されてました。

ルイジアナ州のとある町の中華料理屋でも、お父さんお母さんのお手伝いをしている子供がいるそうなんですが。なんとこのゴードン君、若干2才。しかも彼はすでに計算が出来るとかで、お会計係が担当なんだそうです!

ある日、食事を終えたお客さんが会計カウンターまで行きますと、ゴードン君がそのへんを通りかかったそうで。ご両親が他のお客様の接待で忙しいと悟った彼、カウンターのいすによじ登り、お客さんの会計用紙を受け取ると、機械に金額を正確に打ち込み、さらにおつりまできちんと計算してお客さんに返したそうです。

すげえ、2才って我が家の次女と一緒の年なんですが…。もしかして、天才?

で、今ではゴードン君はクレジットカードの処理も出来るそうで、一躍町の評判に。この男の子を見たいがために、プレゼント持参でやってくるお客さんまでいるそうで、色々な意味でパパ・ママを助けているのです(笑)。

ちなみに、ゴードン君。せっかくですが、もうすぐこのお仕事からは離れなきゃいけないそうで。

なんでも、幼稚園に入園するんだそうです(笑)。

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