鳥インフルエンザ影響、ケンタッキーの最終利益が6割減。

2004/04/07 01:14 Written by コ○助

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米国産牛のBSE騒動を辛うじてくぐり抜けた外食産業も、第二波として襲ってきた鳥インフルエンザ騒動によって大打撃を受けたところがいくつもあるなりが、最も被害を受けた企業のひとつが鳥肉をメインに扱う大チェーン、ケンタッキー・フライドチキン。ほとんどのメニューが鳥肉を使ったものだけに、今回の鳥インフルエンザ騒動はかなり大きな打撃を与えているようなり。

ケンタッキー・フライドチキンは、一連の鳥インフルエンザ騒動の発端となったタイ産や中国産の鳥肉は使用していないため、当初から100%国内産の「ハーブ鶏」を使用していると謳っていたなりが、これが結果としては裏目に出てしまったた感も。国内で鳥インフルエンザの感染例が報告されてしまったことで、消費者が国内産も含めて鳥肉を敬遠するようになってしまったため、急速にケンタッキー・フライドチキンへの客足も遠のいてしまったなりね。

もちろん、ケンタッキー・フライドチキンが契約している農家からは鳥インフルエンザは検出されているわけではないので、安全性には全く問題ないはずなりが、一度離れてしまった消費者の心を呼び戻すのは容易なことではなかったようで、各店舗の売り上げはみるみる激減。その結果、2004年11月期連結決算の最終(当期)利益は6割減に下方修正することになってしまったなり。

ただでさえ、最近のヘルシー志向の流れの中で、揚げ物主体のケンタッキー・フライドチキンは逆境にあったなりが、今回の鳥インフルエンザ騒動が追い打ちをかけた感じなりよね。コ○助はケンタッキー・フライドチキン大好きなので、ここはなんとしてでも踏ん張って欲しいところ。

昔はマクドナルド並、とは言わないものの、東京では結構どこの町にもあったようなイメージのあるケンタッキー・フライドチキン。ここ数年、店舗も徐々に減少しているようだし、今回の業績悪化がさらなる店舗減少を招くことにならなければ良いなりが……。この逆境をくぐり抜けて、またいずれ出店攻勢をかけられるくらいまで元気になって欲しいものなり。

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