北海道のニシン、半世紀ぶりに豊漁。

2004/04/06 10:51 Written by コ○助

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ここ数日、「今年はニシンが良いらしい」という話題はあちこちで見かけていたなりが、北海道ではかつて栄華を誇った「ニシン御殿」の時代のような、歴史的な豊漁が続いているというなりよ。ニシンが豊漁=かずのこが大量に市場に出回るということなので、魚卵大好きなコ○助にはかなり魅力的なニュースなりね(笑)。たらこ、いくら、かずのこ、からすみ……。

北海道のニシン漁は1月からスタートしたなりが、3月末時点での水揚げが1,000トンを突破。これは昨年の5倍強、10年前の170倍にもなるというなり。170倍ってのは確かに驚くべき数字かも。

その昔、明治時代から昭和の終戦後数年くらいまでは、北海道の日本海沿岸でニシンが獲れまくっていたことは有名な話。「ニシン御殿」と呼ばれる豪邸が次々と建設され、ニシンは富を生む象徴的なものでもあったなりね。北海道のニシン漁獲量は、明治30年に97万トンを記録したのをピークに、戦後も昭和29年までは10万トンを超えていたというなり。今年の漁獲量は1,000トンを超えて大喜びなりが、まさに全盛期はケタが違う漁獲量だったなりね。

しかしながら、昭和30年から漁獲量が突然激減。乱獲なのか、海洋環境が変化したからなのか、その原因は分かっていないなりが、瞬く間にニシンは北海道で全く獲れない魚になってしまったなり。この漁獲量激減に伴って、かずのこも輸入品に依存することになり、国産のかずのこは高級品となってしまったわけなりね。かずのこ高いなりよねぇ。もっと手軽な価格で食べられたら、バンバン食べる……と、食べ過ぎると痛風になりそうなので、食べちゃダメなりが(笑)。

今年急に豊漁になったことも原因はよく分かっていないなりが、1996年から本格的に「日本海ニシン資源増大プロジェクト」がスタート、これが実を結んだとの見方が強いようなり。

いわしが激減したり、ニシンが激増したり。水産資源の増減は大きなスパンで考えたら周期があるだけのことかもしれないなりが、乱獲しがちなのは確かなので、今年豊漁だからといって乱獲に走らず、バランスを取りながらうまく水産資源と付き合っていけると良いなりね。

来年のお正月は国産のかずのこが安くなることに期待しておくとするなり。

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