ドムドムバーガーほどでは無いなりが、意外と独自色の濃い路線を突き進むファーストキッチン。現在ウリのひとつであるポテトの味のバリエーションはかなり充実していて、他のファーストフードの追随を許さないなりよね。おでんポテト、とんこつ醤油ポテトなど、「そう来たか」とクスッとしてしまうような味があるのも、面白いところなり。

また、1月からは初のごはんメニュー「ハンバーグごはん」を投入。バターライスの上にハンバーグが載っているという、ハンバーガーチェーンとしてはかなり挑戦的なメニューも。まあ味の方は期待するほどでも無かったようなりが、新たな客を開拓しようという心意気は買いたいところなり。

そんな試行錯誤の続くファーストキッチンなりが、若い年代層の需要拡大のためには、モスバーガーなどが投入している「高級バーガー」が必要と判断、15日から都内を中心とした数店舗（渋谷宮益坂店、上野浅草口店、BIGBOX高田馬場店、新宿御苑駅前店、稲毛駅前店、新横浜店、平塚店、立川北口フロム中武店）で試験販売を開始するようなり。

具体的にどのようなハンバーガーになるのか詳細はまだ不明なりが、ファーストキッチンとしては初の完全オーダー制（注文を受けてから造り始める）を採用。売れ行きなどを見ながら徐々に採用する店舗を増やしていく計画のようなり。

ちなみに高級ハンバーガー投入を前に、ファーストキッチンはサイドメニューも強化。じゃがいものニョッキをフレンチフライのように揚げた「チーズニョッキ」と「じゃがバタニョッキ」を8日から試験販売するようなり。ニョッキ良いなりね。ニョッキ揚げちゃうのかよ！とか思ってしまうなりが、非常に興味深いメニューなり。某マクドナルドのフィッシュなんたらとは違って、かなりそそられるかも……。

モスバーガーの「匠味」や「匠味レタス」は600円台とやや高めの価格設定ながら、結構売れ行きは好調な様子。「Village Vanguard DINER」や「KUA`AINA」といった高級ハンバーガーのチェーン店が人気を集めてきているだけに、まだまだこの流れは加速していきそう。ファーストキッチンが投入する高級バーガーがどのようなものになるのか、ちょっと楽しみなりね。