30,000,000カナダ・ドル。この国の宝くじ史上、最大の賞金価格だそうです。あれですね、とある週に当選者が出なかった場合、その金額が持ち越されてどんどん賞金が膨れていくっていう種類の宝くじ。

で、その累積された金額が30,000,000カナダ・ドルまでになった昨年の4月。やっとこさ当選者が出たそうですが、なんとこの男性は、その賞金を受け取るのについ最近まで、じーっと待っていたそうで。

コンピューター修理屋さんとして働く47才のレイモンド・ソべスキーさん。昨年の4月に自分が購入したロット券が一等賞のジャックポットに当たっていることに気が付きました。

普通だったら、ここで大騒ぎ、大興奮で直ぐに当選者だと名乗り出てお金を受け取るはずですよね。なのにレイモンドさん。その後こともあろうに1年近くそのチケット片手に辛抱強く待ち、そのチケットの有効期限があと12日に迫った約1年後の先日、やっとその賞金を受け取りに現れたそうです。

なんで、そんな辛抱強いことしていたのでしょうかね？レイモンドさんってば…。

何でも彼は自他共に認める「焦らずマイペース」で「計画的」な性格だそうで。このロット当選がわかった当時も、まずこの大金(日本円にして約23億円！)を受け取るよりは、これからの将来設計を徹底的にしておきたかったのだそうです。

ファイナシャル・アドバイザーに話を聞き、じっくり自分と家族の今後を決めていたのだとか…。

しかし考えに考えたぬいた人生設計とは、意外と地味に「旅行を楽しむ」ことなんだそうですよ。あとは親と兄弟とで賞金を分かち合うのだとか。

ちなみにレイモンドさんは家族にもこの当選を黙っていたそうです(笑)。彼が当選者だと初めて聞いた時、家族はビックリしただろうなぁ、と…。まあ、うれしい驚きですが。私も体験してみたいんですけど〜。

おーい、ダンナ。私になんか隠し事してないかー？

ないだろうなぁ…(涙)。