韓国紙が伝えるロッテのイ・スンヨプ内野手。

2004/03/31 07:50 Written by コ○助

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日本でイチロー外野手や松井秀喜外野手への関心が高いように、韓国でも海外でプレーするイ・スンヨプ内野手への関心は相当なもの。1999年に54本塁打を放ってから「国民的打者」と呼ばれるようになり、2003年にはアジア新記録となる56本塁打を放った「英雄」がメジャー移籍を断念して日本へ行くことが決まってからは、その一挙手一投足に注目が集まっているなりね。

パ・リーグは先週の土曜日、3月27日に開幕。ロッテは30日の時点で4試合を消化しているなりが、3勝1敗で堂々の首位スタートを切っているなり。チーム防御率は1.98とリーグ1位。一方、チーム打率は.243と低調(リーグ5位)なりが、まあ打線は水モノなので、まだ4試合程度では何とも。

東亜日報ではこの現状を踏まえた上で、こう記事を書いているなり。
「イ・スンヨプが重要な場面で役割を果たし、チーム全体への波及効果も相当なものだ」
「(このチーム打率で)首位に並んでいるのは、イ・スンヨプを中心にした集中打の賜物だ」
「イ・スンヨプのチームバッティングはロッテにとって本塁打に匹敵するほど価値あるものだ」
「イ・スンヨプの加入でロッテが強豪チームに変わりつつある」

もう大絶賛なりねぇ(笑)。こうやって一人の選手に対して賛辞が並ぶ記事を読むと、滑稽にすら思えてくるなりが、それは日本の各メディアの日本人メジャーリーガーに対する報道も同じこと。「今日は1安打だった」とか「1回を無失点だった」とか。結果を伝えることは間違ってはいないと思うなりが、結果の次に二言目には「チームに貢献しました」とおきまりの言葉を付け加える報道の仕方はいかがなものか、と。まるでいつも、その選手のおかげでチームが勝っているかのような報道は、決して気持ちが良いものではないなりね。よくアメリカの人たちが日本人メジャーリーガーの取材に殺到する日本の報道陣に対して皮肉めいた言葉を言うことがあるなりが、それも分かる気がするなりねぇ。

ま、イ・スンヨプ選手が活躍しているのは事実なのでここまでは良いとして。各球団がイ・スンヨプ選手との対戦を一通り済ませたあと、研究をしてきた相手チームにどう対峙していくかが大事なところ。そこを乗り越えて、本当の活躍ができるかどうか。「熱パ」を演出する立役者になるかもしれない、イ・スンヨプ選手の今後にもぜひ注目を。

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