夫に捨てられたくない、と娘の白血病を偽る。

2004/03/29 13:25 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


オハイオ州はウルバナという町であったお話。当時7才になるハンナちゃんと言う女の子が、助かる見込みのない白血病におかされている、と痛ましいニュースが流されました。

これを聞いた町の人たちや企業が、医療費などの負担を減らすために、とハンナちゃんの両親に31,000ドル(340万円)あまりの寄付をしたそうです。

と、ここまでは切ないながらも、いわゆる「良いお話」。

しかし、後になってこの両親が娘の病気を偽装していたと判り、警察から逮捕される始末。詐欺もさることながら、母親の方はハンナちゃんを「放射線治療を受ける病人」に見立てるために、彼女の髪の毛を剃り、医療器具を着用させ、意識を薄くさせるために睡眠薬まで飲ませていたとかっ。

さらに、このハンナちゃん。精神的に死の準備をするためのカウンセリングまで受けさせられていたとか。そんな経験、子供にさせたら一生トラウマじゃぁ!

なんて親だ…(怒)。

しかし、この母親のテレサ・ミルブラント。今は刑務所にいるんですが、なんでも彼女の言い分は「夫が自分を捨てそうだったので、娘の病気をでっちあげた」だったそうで。なんでも、お父さんは娘を溺愛しており、ある日夫婦喧嘩の後に夫が離婚するんじゃないかと心配して、この茶番を思いついたそうです。

しかし、子供を巻き込むなよ…。

まーったく。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.