ノキアの携帯ゲーム機「N-Gage」が不振。

2004/03/27 11:14 Written by コ○助

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昨年10月7日の発売後、どころか発売前から「売れない」との見方が一般的だったノキアの携帯ゲーム機「N-Gage」。日本では販売されていないので、実感として売れているのかどうかが掴みにくいなりが、どうやら欧米ではかなりの販売不振に陥っているようなり。やはり、というか何というか。

携帯ゲーム機の市場シェアは世界的に見ても任天堂の「ゲームボーイ」「ゲームボーイアドバンス」が圧倒的で、ほかの携帯ゲーム機が入り込む余地はないのが現状なりね。ノキアもそれくらいのことは当然分かっていた上での携帯ゲーム機参入だったなりが、「300ドルという価格や携帯電話として利用しにくい形状、バッテリーを外さないとゲームカートリッジの交換ができない設計」など、あらゆる面でユーザーの不評を買っているようなり。価格はちょっと高いなりよねぇ。日本円で3万円強……。いくら携帯電話と合体し、新しい遊びを提案することができるといっても、「ゲームボーイアドバンス」を2台買ってもおつりが来るような値段では、誰も目を向けないのは当然だと思うなり。セガがゲームを供給しているので、叩き売りになって5,000円くらいで買えるんだったら喜んで買ってみるなりが。形状も何だかサイバーだし。

ちなみに東京・秋葉原にある輸入ゲームショップの「ゲームハリウッド」では「N-Gage」の取り扱いがあるようなりが、本体価格は「52,290円」となっているなり。ぐわ、高っ! ソフトもたくさん扱っているなりが、こちらは1本7,000〜8.000円台となっているなり。輸入品とはいえ、ちょっと高すぎるなり……。

ノキアは、今年末に日本で発売され、来年には欧米でも発売されるソニーの「PlayStation Portable(PSP)」に関しては「N-Gageと競合するとは思っていない」と考えているようなりが、ユーザーの関心など、どう考えても「任天堂vs.ソニー」の構図しか成り立たないような(笑)。ノキアがこの二強に割り込んで「任天堂vs.ソニーvs.ノキア」には絶対にならないなりよねぇ。

欧米での発売前には、日本での販売計画も明かされていた(Webサイト限定で販売予定とされた)なりが、このまま不振が続けばその計画も頓挫するのは間違いないのではないかと。このまま「迷機」として姿を消すのか、巻き返すことはできるのか。ノキアの今後の戦略、気になるところなり。

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