顧客情報の大量流出によってユーザーからの怒りを買っているYahoo!BBなりが、お詫びとともに発表されていた「ユーザーへの500円の金券送付」が順次行われているようなり。コ○助のところにも昨日やって来たなりが、なぜか日付は「3月18日」付け。なんで一週間も遅れているのやら。

「500円の金券」がどんなものなのかハッキリと分かっていなかったので、「ひょっとしてYahoo!上でしか使えない金券なのではないか」と懸念する人もいたようなりが、実際に送られてきたのは「郵便振替支払い通知書」。要は銀行や郵便局に持っていくと、その場で500円に換金してくれるものなりね。有効期限が意外と短くて、3月17日〜5月16日までの2か月間。払戻期間が「17日」からなのに、「18日」付けで発行された「郵便振替支払い通知書」。そして実際に到着したのは「24日」。大した問題ではないかもしれないなりが、なんだか一週間損した気分なり（笑）。ちなみに、有効期限中に換金されなかったものに関しては、「情報社会の将来のための基金などに寄付させていただく」と書かれているので、寄付しても良いよ、という人は換金しなくても良いのではないかと。

金券と共に同封されたお詫び状があるので、抜粋しながらちょっと紹介を。

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　このたび、私どもが提供しておりますブロードバンド総合サービス『ヤフーBB』のお客様のご登録情報が不正に入手され、それによる弊社への恐喝未遂事件が発生いたしました。
　多くのお客様にご迷惑、ご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
　デジタル情報革命に邁進してまいりました私どもといたしましては、まさに断腸の思いでございます。また、こうした書面をもちまして、皆様にお詫びする非礼をの段を何卒お許し下さい。

（中略）

　本件の第一報を受けて以来、お客様の被害を未然に防ぐための委員会を即刻組織し、全力を挙げて活動いたしてまいりました。その後、捜査当局との強力により、容疑者が逮捕されました。また、現在のところ、お客様のデータが悪用された形跡はございません。

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取り立てて目新しいことは書いていないなりね。まあ当たり障りのない、無難なお詫び状なのではないかと。「現在のところ、お客様のデータが悪用された形跡はございません」とあるなりが、まだ事件判明から一か月程度なりからね。一度流出した情報がいつ、どんなタイミングで利用されるのかは全く分からないし、もしかしたら明るみになってないだけで、すでに流出した情報が何かに使われている可能性だって否定はできないなり。そう考えると、「現在のところ、お客様のデータが悪用された形跡はございません」ではなく、「現在のところ、お客様のデータが悪用されたとは『把握してません』」くらいが適当なのでは？　などと突っ込みを入れてみたり。

とにかく、大事なのは「500円の金券」を送付したという事実ではなく、今後同じことを決して繰り返さないということ。そして、流出した情報によって何か起こってしまった場合にどう対処するべきか、ということ。Yahoo!BBには、真剣に考えて欲しいものなり。