フラミンゴを捕まえて食べる。

2004/03/24 16:08 Written by

このエントリーをはてなブックマークに追加


ダチョウのように、新しい健康的な食品として食べる、という話ではないのである。BSEや鳥インフルエンザ、豚コレラなどによって、口にできる肉が限定されてきたための代替食の話でもないのである。

ところは南米のベネズエラ。地方に住む貧困にあえぐ人々が、凧の下に網や鈎針をつけて、絶滅に瀕しているフラミンゴを捕まえてその肉を食べたり売ったりして飢えをしのいでいるというのである。

ベネズエラの海側、太平洋に面するファルコン州で、環境省が絶滅をまぬがれるように保護を訴えているにもかかわらず、子供たちがフラミンゴを獲り続けているのである。ファルコン州って、かっこいいな。鳥つながりだし。関係ないか。

肉はやや赤っぽく、七面鳥などのようなホワイトミートではないとのこと。ダチョウの肉に近いような赤身なのだろうか。そのへんは定かではないけれども。ちなみにチキンのレッドミート、ホワイトミートについてはウォールとの拙著に記してあるので、まだ手にしてないみなさん、買ってね♪

原油の輸出量は世界第5位なのにもかかわらず、4人にひとりが極度の貧困にあえいでいるこの国、何とか現在の不況から脱出しようともがいているとのことだが、どうも政権争いや政府そのもののゴタゴタによって、なかなかうまく事が運んでいないようなのである。ああ、どこの国でも上のほうがしっかりしていないがために、いつもババをつかむのは下々の民衆なのである。石油を輸出して稼いでいる外貨はいったいどこへ消えているのやら。

そして、このニュースを読んだときに私サクラがまず思ったこと……フラミンゴの肉、食べてみてえ!であった。以前ダチョウ肉の話の時にも書いたのだが、獣肉のたぐいなら多少ゲテモノっぽくても問題がない私サクラなので、いつか機会があれば!などと不謹慎にも思ってしまったのであった。絶滅危惧種ゆえに、よもやそんな機会が訪れるはずもないのであるが。ああ、どんな味なんだか。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.