そろそろ機能競争も一段落、デジカメに興味がある層にはある程度行き届いた感もあるなりが、依然として拡大を続けるデジカメ市場。物欲の塊であるコ○助が、昨年2月にソニーの「サイバーショットU-20」を購入したのを最後に、新しいデジカメを購入しなくなった(それまではほぼ毎年1台ペースで購入)ことからも、飛躍的な機能向上が見られないのが現状だと思われるなり。
次に購入するとしたら、どんなデジカメなりかねぇ。基本的にプリントには出さずにネットで公開する写真を撮るだけなので、200万画素の「サイバーショットU-20」以上の機能が要らないなりが、やっぱり価格もこなれてきた一眼レフデジカメあたりは、1台くらい欲しいような気もするなりか。一眼レフデジカメがあったら、もっと写真を撮るのが好きになるかもしれないなりね。
機能競争が終わりを迎えると共に、デジカメ市場は価格競争へと突入したわけなりが、そうなってくるとメーカーの体力に差が出てくるもの。市場自体は拡大しているのに、波に乗りきれずに収益が悪化、業績の下方修正や赤字転落を免れないメーカーも出始めており、勝ち組と負け組の差がハッキリと見えてきたようなり。ちなみに苦しい展開になりつつあるのはコニカミノルタ、富士写真フイルム、オリンパス、ペンタックスなどなど。かつてシェアNo.1、「デジカメと言えば富士写真フイルム」と言われた時期もあったなりが、その頃に比べると富士写真フイルムに元気がないのは明らか。他の3社に関しても、根強いファンは多いものの、あまり目立った新製品がないのは、否めない事実だと思うなり。
ちなみに、
日経BPの家電量販店の売れ筋データによると、3月第2週(3月8日〜3月14日)は、デジカメのメーカー別シェアでキヤノンが首位。2位がソニー、3位がカシオ計算機。まあこの順位もかなり変動が激しいようなりが、ソニーとカシオ計算機は常に上位で安定した推移を見せている模様なり。
携帯電話のカメラ機能がどんどん性能アップして、いずれはデジカメ市場も縮小に転じていくことになるはず。そのとき生き残れるメーカーは、いったいどこになるなりかねぇ。