夕食後に歯磨きしないと、虫歯菌が30倍に。

2004/03/22 01:30 Written by コ○助

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最近の研究では、一生虫歯と付き合っていくかどうかは、3歳までに決まると言われているなり。虫歯になるメカニズムは、ミュータンス菌という細菌が歯の表面に歯垢を形成、その中に蓄積された砂糖などから酸が作られ、歯のエナメル質を溶かしていくことによって歯に穴が空く(=虫歯になる)という流れ。このそもそものきっかけとなるミュータンス菌を3歳の段階でどれくらい保有しているかによって、将来的に虫歯と付き合っていくことになるかどうかが大きく左右されると言われているなりね。

赤ちゃんは無菌の状態で生まれてくるなりが、成長過程で多かれ少なかれ、ほとんどの人がミュータンス菌に感染してしまうもの(日本人の95%が感染)。特に、口の中のさまざまな菌の組み合わせ比率が決まる3歳頃までが勝負の分かれどころで、この段階でミュータンス菌に感染しなければ一生虫歯とは縁のない生活を送ることが可能であり、逆に多量のミュータンス菌を保有してしまうと、虫歯になりやすい体質になってしまうなりね。

どうしたらミュータンス菌に感染しなくて済むのか。「絶対」ということは無いなりが、ミュータンス菌を極力感染させないために親ができることは、いくつかあるようなり。例えば「虫歯を抱えるお母さんは、妊娠初期の段階までに治療を終わらせる」「お母さんが口でかみ砕いたものを子どもに与えない」「家族が使った食器は子どもと共用しない」などなど。簡単なようで結構大変なことだと思うなりが、長いスパンで考えたら、子どもが虫歯で苦しむ期間よりも3歳までの期間の方がはるかに短いわけだし、親の苦労のしどころなのではないかと。

ちなみにコ○助は生まれてから27年間、ただの一度も虫歯になったことは無いなり。まさか日本人に5%しかいないミュータンス菌を保有していない人だとは思わないなりが、幸いにもミュータンス菌の保有量は多くは無い様子。意識していたかどうかは分からないなりが、この点は親に感謝したいところなり。

さて、ミュータンス菌。日本人の95%が保有している以上、ほとんどの人はうまくお付き合いしていかないといけないわけなりが、このミュータンス菌を増やさずに、虫歯になりにくい状況を維持するのは個々の努力にかかっているなりね。その努力とは、やっぱり歯磨き。就寝時にミュータンス菌が増える傾向にあることから、夕食後から就寝前までの歯磨きは特に重要で、これをするのとしないのとでは、ミュータンス菌の量が30倍も違ってくるのだとか。恐ろしい数字なりねぇ……。

皆さんも歯磨きを心がけて、虫歯にならないようお気を付けくださいませ。

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