月刊アスキー別冊「蘇るPC-9801伝説」。

2004/03/19 09:57 Written by コ○助

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先日、Amazon.co.jpをブラブラとしていたら、ふと目に入ってきた一冊の本。「蘇るPC-9801伝説」と書かれたその本に、コ○助は目を奪われてしまったなり。「蘇るPC-9801伝説」。あぁ……。元PC-9801ユーザーであり、青春期をPC-9801と共に過ごしたコ○助にとって、なんと魅力的な本なりか(笑)。気が付いたときには、注文ボタンをクリックしていたなりね。

そして発売日だった昨日、我が家に「蘇るPC-9801伝説」が到着。さっそく読みふけっていたなりが、良いなりねぇ。PC-9801が欲しくてパソコン雑誌を食い入るように見ていた中学生時代を走馬燈のように思い出したなり。忘れもしない、中学2年生の頃。30万円の札束握りしめて東京・池袋のサンシャイン通りから小道に入ったところにあった名も無きパソコンショップへと向かったことを。今思えば、なぜそんなところで購入したのかと思うくらい小さな雑居ビルの、小さなワンルームマンションを改造してできたようなお店だったなり。たぶん、パソコン雑誌に掲載されていた各ショップの広告で値段を比較して、一銭でも安いところを探して行き着いたのが、そこだったのではないかと。もう15年も前のことなりかぁ(笑)。

そんなノスタルジックな気分に浸ってしまったコ○助なりが、「蘇るPC-9801伝説」を購入する決定打となったのは「幻影都市」というゲームソフトが収録されていること。この「幻影都市」はPC-9801の傑作RPGと言われているなりが、いわゆるファンタジー系のRPGとは違って、設定がより現在に近いのが当時としては斬新だったように思うなり。コ○助も相当ハマって、来る日も来る日も寝る間を惜しんでやっていたなりよ。でも最後までクリアできなかった記憶があって、なにか「やり残した感」が蘇ってきたなりね。まさに「蘇るPC-9801伝説」。15年の時を経てリベンジせねば。

「蘇るPC-9801伝説」にどんなものが収録されているのか、内容を一部抜粋してみると。
・PC-9801創世記の豪華キーパーソンインタビュー(マイクロソフトの古川享氏など8人)
・懐かしのゲームを20本以上収録(「夢幻の心臓3」「シルフィード」「幻影都市」「電脳学園」「表参道アドベンチャー」「南青山アドベンチャー」などなど)
・PC-9801 1/6スケール・ペーパークラフト

個人的に面白かったのは、以下の3本。
・ブラザー工業の関係者が語る「今、明かされるタケルの素顔」
・コーエーゲームの歴史はPC-9801の歴史だ
・PC-9801魂の名作ゲームの旅

タケルなりよ、タケル(笑)。もはや知ってる人しか知らない、パソコンソフトの自動販売機「TAKERU」。お金を投入して出てきた5インチのフロッピーディスクを、自分で差し込んだり、書き込みさせたりと、やや煩雑な作業を伴う自動販売機だったなりが、コ○助もよく購入したなりねぇ。「RPGツクール」とか、確か「野球道」も最初は「TAKERU」で買ったような。なんでも最盛期でも日本全国で300台ほどしか設置されていなかったようなので、コ○助は結構貴重な体験をしていたのかもしれないなり。かなり興味深いなりよ、このインタビューは。

恐らくPC-9801に触れたことがない人にしてみれば、あまり面白みのない本かもしれないなりが、元ユーザーなら楽しむことができるはず。ぜひチェックしてみてくださいなり。

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