鈴木京香、崔洋一監督の次回作で初の汚れ役。

2004/03/15 15:21 Written by コ○助

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鈴木京香といえば清楚な女優さんというイメージが一般的。もしくは、知的な役柄を演じることが多いので、知性あふれるイメージなりよね。よく役者はイメージが固定することを嫌うという話を聞くなりが、鈴木京香に関してはそれで良いように思うなりよ。固定、というほどいつもパターン化した役ばかりというわけではないし、コミカルなものからシリアスなものまで違和感なく見ることができるし。なので、清楚で知的。これで良いと思うなりが、崔洋一監督の次回作に主演することになった鈴木京香の役どころはかなりの汚れ役。鈴木京香にとって、初めての役どころとなるようなり。

今秋公開予定の崔洋一監督の次回作「血と骨」は、ベストセラー小説の映画化。鈴木京香とともにビートたけしが主演するという、ビッグな取り合わせが話題の作品なり。原作では鈴木京香の役は「凶暴な夫に対してひたすら耐え抜く女性」として描かれており、「経営する飲食店に客として来た主人公に、店内でレイプされ、その後も何度もセックスを強要される。恥辱と嫌悪を覚えつつ、強引に結婚もさせられる」という、かなり過激な描写は避けられない作品なのだとか。この凶暴な主人公がビートたけしになるなりね。これはピッタリかも。しかし、鈴木京香がそんな役を演じてしまうなりか……。う〜む。

しかし崔洋一監督は、現在公開されている「クイール」とはまたガラリと変わった作品を撮るなりね。まあ「クイール」が崔洋一監督にとっては異色の作品とも言えるなりが、それにしてもほのぼの系からハード系へと、かなり極端。もともと代表作の「月はどっちに出ている」や「刑務所の中」はコミカル、「マークスの山」はシリアスと、かなりストライクゾーンの広い監督ではあるなりが、「血と骨」ではさらにその広さを見せつけられそうな感じなり。

鈴木京香も35歳。難しい年代になってきたことで、女優として何か転機を迎えつつあるのかもしれないなりね。どれだけ体当たりの演技を見せてくれるのか、困惑しつつも楽しみにしておきたいと思いますなり。

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