阪神、先発ローテ枠残り「1」をめぐる争い。

2004/03/09 18:23 Written by コ○助

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オープン戦も中盤にさしかかってきたこともあって、各球団徐々に主力級の選手が出場するようになってきたなりが、それにともなって主に若手選手がふるいにかけられる時期になってきたなりよね。1軍と2軍のボーダーライン上にいる選手は、開幕1軍に残れるのかどうか、1プレー1プレーが運命を分ける時期なり。

阪神は各ポジションで競争が激化しているなりが、投手陣もかなり熾烈な競争が繰り広げられているなり。これまで桜井広大外野手や鳥谷敬内野手などの野手に関しては何度もお伝えしているなりが、投手に関してはあまり触れていなかったのでご紹介を。

まず、優勝した昨年の投手陣のだいたいの陣容をおさらいしておくなり(主な選手のみ)。
先発:井川、伊良部、下柳、ムーア(退団)、藪、福原、久保田
中継ぎ:安藤、吉野、リガン、谷中(移籍)、石毛
抑え:ウィリアムス

シーズン通して全員が活躍しているわけではないので多少の入れ替えはあったなりが、基本的にはこんな陣容だったように思うなり。メンバーを見ればわかるように、昨年限りで退団した選手はムーア&谷中の2選手だけで、ほぼ同じメンバーが引き続き今年も戦力として計算されているなりね。これを踏まえた上で、今年の開幕1軍枠に入る投手(12人)の候補を列挙してみると。
先発:井川、伊良部、下柳、藪、福原、久保田、江草、杉山、前川
中継ぎ:安藤、吉野、リガン、石毛、牧野
抑え:ウィリアムス、モレル

岡田監督はこのうち先発投手の枠を「6」と明言しており、当確ランプのともっている井川、伊良部、下柳を引くと残り「3」。さらにオープン戦の成績から福原、前川はほぼ当確と見られており、そうなると残りはあと「1」しか無いなりね。この「1」をめぐって、けがで出遅れている久保田は別にして、藪、江草、杉山の3人がしのぎを削ることになるわけなり。昨年8勝を挙げた「万年エース候補」の藪も、今年は1軍当確とはいかない厳しいシーズンになりそうなり。

9日の横浜とのオープン戦では、「1」をめぐる3人のうち江草(先発)と杉山(二番手)が登板。ここまで二人ともオープン戦では好結果を残しているなりが、横浜戦でも江草が5回を1失点、杉山が4回を1失点と上々の出来。昨年の自由獲得枠2選手がともに開花宣言寸前のところまで来ているなりね。そうなるとピンチなのは藪。果たしてこのサバイバルはどうなっていくなりか。

個人的には、紅白戦の頃から安定したピッチングを見せる江草に一票。井川、下柳、前川に江草を加えた左腕カルテットが実現できれば、他球団にとっても脅威になるはず。杉山も最近は安定しているので面白いと思うなりが、何年たってもハラハラさせられる藪よりは若手2人を1軍に上げて欲しいなぁ、と思うなり。

まだ開幕まで1か月近くあるので、どう人選が変わるかは予測が付かないなりが、オープン戦の結果に一喜一憂しながら開幕を心待ちにしたいと思いますなり。

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