武豊騎手がハルウララ騒動に戸惑いを表明。

2004/03/09 08:39 Written by コ○助

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以前もお話したことがあるように、コ○助はハルウララブーム懐疑派の一員。基本的には勝つことでしか評価されない競馬の世界で、未勝利の馬がここまで世間の注目を集めているのは間違っている……。言ってしまえば負け続けているだけのダメな馬がなぜそこまで騒がれるのか、という趣旨の主張をしてきたなりが、この騒動の当事者の一人でもある武豊騎手が、やはり騒動に対する苦言にも近いコメントを公式ホームページで発表したなり。

まず、武豊騎手とハルウララについておさらいしておくなり。武豊騎手は3月22日、高知競馬で開催される重賞競走「黒船賞」にJRA所属馬のノボトゥルーで参戦(当初ノボトゥルーはドバイ国際競走のG1ドバイ・ゴールデンシャヒーンに出走するため、黒船賞を回避すると伝えられたものの、結局ドバイのレースを回避することが決定)。せっかく高知競馬に武豊騎手が参戦するということで、高知競馬の関係者から武豊騎手にハルウララへの騎乗依頼が出されたわけなり。これは一般紙を含めて大々的に報道されていたので、皆さんご存知だとは思うなりが、この騎乗依頼に絡んで行き違いがあったようなりよ。当初武豊騎手には「22日のレースが引退レースなので、ぜひ騎乗を」という話だったものの、実際には22日でハルウララが引退する予定はなし。そのため、武豊騎手も、かなり困惑しているというなり。

武豊騎手はこの件については「まあ、引退するかどうかは別に構わないのですが」と、あまり意に介していないようなりが、気になったのは、もうひとつのコメント。連日のハルウララ報道や多くの人を巻き込んでの騒動については「ハルウララについてはあまりにも異常な騒がれ方で、正直なところ辟易としています」「生涯で一度も勝ったことがない馬が、G1レースを勝った馬達よりも注目を集める対象になるというのはどうにも理解し難いものがあります」と、かなり厳しいコメントを発表しているなり。

武豊騎手が22日に高知競馬で楽しみにしているのはハルウララへの騎乗ではなく、G1ホースでもあるノボトゥルーに騎乗して重賞の「黒船賞」に参戦することだと断言しているなりが、コ○助は前述のようにハルウララブーム懐疑派の一員なので、よくぞ言ってくれたという感じ。一般の人の感覚と、競馬好きな人との感覚が違うのは仕方ないのかもしれないなりが、当事者が抵抗を覚えるような騒ぎ方は、正しいことだとは思えないなりね。

とはいえ、恐らく22日はまた「武豊騎手を迎えて勝利に向かって頑張れハルウララ!」といった論調で大騒ぎされるのは確実。当日の馬券は全国で発売されるようだし、ハルウララの単勝馬券が飛ぶように売れるのが目に見えているなりが、ここはひとつ冷静になって、ハルウララ以外の馬から馬券を買うと、オッズ的に美味しいはずなので、競馬好きな人たちは小遣い稼ぎに行くのも悪くはないのではないかと。

22日にどんな結末が待っているのか、楽しみなりね。

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