スーパーサイズを今年中に廃止へ。米マクドナルド。

2004/03/05 23:53 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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『サンダンズ・フィルム・フェスティバル』をご存知ですか?アメリカのインディーズ系映画祭ですが、今年度この映画祭で絶賛された『Supersize Me!』というドキュメンタリーがあります。

これは製作・監督・出演をこなしたモーガン・スパーズ氏が最優秀監督賞を受賞するほど評判が良く、アメリカでも一般公開がされる予定です。

しかしこの映画の内容と言うのがなんと、一ヶ月間スパーズさんがマクドナルドでの食事を食べ続け、体にどんな変化があらわれるのか、医師や栄養士の身体検査などを含めてドキュメンタリーにしたものという、人体実験的なコンテンツ。

彼は本当に一ヶ月間マクドナルド「だけ」を食べ続け、結果として30ポンド(約13キロ)体重が増加し、肝臓を傷めてしまったそうな…(汗)。そこまでやるか?普通??

さて、この映画が評判になってもちろん困ったのは当のマクドナルド。以前もとある女性から「私が太ったのはビッグマックのせい」と訴えられたりして、アメリカ人の肥満率の高さの一原因と批判されていましたしね。

で、今回のこの映画が原因かどうかは真意は判りませんがマクドナルドは今後徐々に「スーパーサイズ」いわゆるとく大サイズの飲み物とフライをメニューから外し、年末までには全店舗で撤退することに決定したとか。ちなみに特大サイズのフライのカロリーはひとつで600カロリー以上だそうです…。ぎゃあ!

今後、フライで一番大きいサイズとなる「Large」サイズですが、これも500カロリー前後なので、アメリカ人の体重に影響が出るかどうかは疑問ですけどね。

ちなみにこの『Supersize Me!』の公式サイトに載っていた統計によると…

●毎日アメリカの全人口の4人に1人はファストフードレストランに足を運ぶ。
●フレンチ・フライはアメリカでもっとも食されている「野菜」である。
●マクドナルドは毎日全世界で4,500万人に食事を提供して続けている。ちなみにその数はスペインの総人口より多い。
●アメリカの成人の60%は肥満体系である。

だそうです(汗)。

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