Tofuを食べよう【豆腐チーズケーキ】後編。

2004/02/28 03:41 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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前回のコラムで書いたようにワタクシことウォール真木、何がどうなってかイキナリ豆腐料理(?)に目覚めてしまったワケですが。まあ、ネタ探ししててここに行き着いたってのが本音ですけどね…。

しかもデザート系レシピという、大豆タンパクにとってはかなり未知の世界、強引かつ無防備にも足を踏み入れ「豆腐チーズケーキ」なる代物を作ることに…。誰が食べるのか、とかそういう問題は意地でも考えないところが私らしいむ無責任かと。

それにしても、昨夜までのあらすじとしては、実際レシピどおりに作ろうとしたんですが、途中で味見したらあまりにも泥沼だったため(実際腰が抜けて、その自分の影が窓に映ってて、それを見て思わず一人寂しく噴出したぐらいのインパクト…)、急遽オプション的に材料(クリームチーズとレモンの絞り汁)を追加してやっと完成した


コレでございます。

さて、これを今度は実際に食べてその感想を書かねばならないワケですよ。しかし、自分だけ食べただけじゃつまらないし、ダンナは「豆腐」と聞いただけで

「俺がたんぱく質として受け入れるのは肉だけじゃぁ!」

とワケ判らない拒絶反応をしめすし…。娘達の味覚に関しては、何でも食する子供達なので客観的な意見を求める気にもなれず…。

しかし、運良く翌日に日本人のお母さんとその子供達の集まりが予定されていまして。そこにこのケーキを持っていくことに。えぇえぇ、ネタのためなら友人も巻き込みます。そのくらい平気でしますよ、あたしゃ。しかも友達の一人は、ナリナリ読者でもあったりするので、強引に彼女にケーキを持たせ


「モデルになりやがれ、とりゃー!」

と、写真撮影までする始末(笑)。

しかしこの日。偶然とはいえ、この豆腐チーズケーキには手ごわい敵が存在しました。


『本物』のチーズケーキが(しかも手作り♪)。



自ずとお母さん達の手は胡散臭い豆腐ケーキよりも、右の本物ケーキに伸びています…。しかし、ここで弱気になってはいけません。もう数人の目の前に勝手に


私作のケーキを置いてゆく!

で、かなり強制的に食べさせたんですが。


「………。」


「………。」

なぜかみんな一口食べて一様に動きが止まりました(笑)。

私:「で、美味しいですか?」
友人A:「…思ったよりくどくないです」
友人B:「それなりに美味しいです…」

と言うコメントはまだポジティブ。

友人C:「改良の余地ありですね。いっそのこと醤油でも入れれば…。(友人Bに対して)あなた、人が良すぎます」
友人D:「(口に入れた瞬間笑い、さらにむせる)ぶぶっ、ゲホゲホゲホ…!」

と、かなり面白いリアクション(?)の数々。それにしても、友人Cにいたってはかなり味がお気に召さなかったらしくその後もご意見とばかりに、やれ「ニンジンを入れてキャロットケーキなら」とか「いっそのこと揚げてみるとか」とかなりベクトルが違う方法に向いていました。でも「じゃあ、そのようにしたら食べますね?」と言うとかなり沈黙…。絶対食わすぞ、私は。

で、総合の結果としましてはそう(一部を除いては)不評でもなく、かといって思いっきり美味しいものでもなく…。あえて言うなら『摩訶不思議な代物』という箱にしまわれてしまった今回の豆腐チーズケーキでございます。

って事で来週は『豆腐ラズベリー・ムース』を同じ面子の集まりに持っていくことが決定(爆)。

とりあえず、今回の企画は続きます。そして、きっとウォール真木は友人がどんどん失っていくことでしょう。

ネタのためならこれもまたアリかと♪

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