鳥肉不安でダチョウ肉が人気?試食会開かれる。

2004/02/27 04:25 Written by

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BSEと鳥インフルエンザで大きく揺れる食肉への信頼。アメリカでのBSE発生により牛丼の販売を取りやめた吉野家が、今度は代替メニューのひとつとして出した焼鳥丼も、鶏肉を輸入しているタイや中国で発生した鳥インフルエンザのために近日中に発売中止になるニュースも最近流れたばかりである。

そんな不安が広がる中、鳥インフルエンザが比較的発症しにくいといわれるダチョウ肉の試食会が山形市内のホテルで開かれたのである。これは山形県村山総合支庁がダチョウを農業として確立しようと、2年前から「ダチョウ振興プログラム」を実施しているものの一環なのである。消費者から募集した13のレシピが紹介され「ダチョウの和風どんぶり」やローストビーフ風の「ローストリッチ」などが注目を集めたのであった。

今回の記事はたまたま山形県の話だが、現在ダチョウは北は北海道から南は九州、沖縄まで、全国各地の400前後の農場で飼育されているのである。アフリカが原産の鳥だから、暑さには強いが寒さには弱いのでは?というイメージもあるのだが、気温差70度にも耐え、マイナス30度にもなる北海道の冬もへっちゃらなのである。タフなのである。でも結局はわれわれ人間に食べられてしまうのであるが。

私サクラもつい先日ダチョウを食べる機会があったのである。とくにゲテモノ食いではないのであるが、過去にはクマ、シカ、イノシシ、トナカイ、カエル、ウサギ、ワニ、ザリガニ、そしてサンショウウオなどを食べたことがあったのだが、ダチョウは初体験なのであった。ちなみにウォール真木はきっともっといろんなものを食べていることと思うが、その話題はあらためて本人から聞くとしよう。

そのダチョウは北海道で飼育されたもので、出てきたものはブラウンソースをからめた洋風のソテーのような感じであった。くせがなく、食感は牛赤肉に似ている、といわれているのだが、確かにややあっさりめの、脂肪がない牛肉に近いといえば近いかな、といった印象であった。ビールやワインをたしなみながら、私サクラはこの大型の鳥の肉を堪能したのであった。その後気がつくとダチョウはそっちのけで、すっかりアルコールがメインになっていたのであるが。

低脂肪、低カロリーで鉄分が豊富なダチョウ肉、ダイエット食としても人気なのである。みなさんも機会があればぜひお試しあれ。

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