シロクマが緑色に「変身」。

2004/02/27 02:40 Written by

このエントリーをはてなブックマークに追加


シロクマなのに緑色。体毛が緑色。ナイトサファリツアーで有名なシンガポール動物園にいる3頭のシロクマのうち、2頭の体毛が緑色に変わってしまったのである。

これは体毛についた藻が繁殖してしまったためとのこと。なにせシンガポールといえば熱帯に浮かぶ小さな島。都市国家なのでそういうイメージを持っていない方もおられるかもしれないが、ここは赤道からわずか120kmしか離れていないのである。もう、ほぼ赤道直下といってよいのである。高温多湿なのである。ムンムンなのである。

この緑色の藻、シロクマにはまったく害がないのだが、動物園を訪れる人たちが仰天。なぜか動物園側が染色したと勘違いする人も出る始末なのである。そこで動物園側は、漂白の処置をして元の白に戻すことになったのである。すでに一頭に過酸化水素水による漂白を実施。しばらく様子を見て問題がなければ、もう一頭にも同様の処置をほどこすとのことである。過酸化水素水──オキシフル、オキシドールなどといわれるこの液体、人間の髪の毛をブリーチする際にも使われているので、あまり害はないとは思うのだが……、巨体を漂白する作業、さぞかし大変だったのではないかと思う。

なんでも1979年にも同様に、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴ動物園でシロクマが緑色になったことがあったとのこと。このときは塩水で洗う処置を施したとのことである。

かつて私サクラがシンガポールに足を運んだ際には残念ながら動物園に行く機会はなかったのであったが、もうとにかく暑かった。ああ、あの時ホテルの私サクラの部屋を、カットしたドリアンを持って訪れた中国系シンガポール人のガールフレンド、オードリーはいったい今はどうしているのやら。それにしてもドリアンはホテルに持ち込み禁止と聞いていたのだが……果たしてよかったのだろうか。謎である。オードリーが帰ったあと、私サクラは必死の思いで全部を平らげ、大きく窓を開け放して匂いが残らないように空気を入れ替えたのであった。

ううむ、シロクマと全然関係ない話になってしまった。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.