ウルトラQ、テレビ東京系で38年ぶり復活。

2004/02/27 01:02 Written by

このエントリーをはてなブックマークに追加


円谷プロの空想特撮シリーズ、『ウルトラQ』が帰ってくるのである。その後のウルトラマンシリーズのルーツとして、1966年前半の2クールにTBS系で28話が放映され大人気になったドラマなのである。怪獣なども出てくるのである。出てこない回もあったけれども。今でも知名度が高いカネゴンやガラモンもここから生まれたのである。

新シリーズとしてよみがえり、4月6日より2クールにわたって放映されるのだが、放映は毎週火曜深夜1:00ということで、大人をターゲットにしているのは明らか。制作はもちろん円谷プロダクションで、スタッフも38年前のオリジナル版を手がけた巨匠たちが集結しているというのである。38年の時を超えて再びあいまみえる……これはもう本編を超えるほどの奇跡といってもよいのではないだろうか。うーん、シブすぎる。

佐原健二演じる万城目淳、その後『ウルトラマン』でフジアキコ隊員を演じた桜井浩子扮する江戸川由利子らが奮闘活躍して奇々怪々な難事件を解決していくこの白黒の作品に、当時の子供たちだけでなく、大人も釘付けになったのであった。高度経済成長の弊害などもテーマに取り入れるなど、社会性も強く、平均視聴率はなんと32.4%。いくら今と比べて娯楽の多様性に欠ける時代とはいえ、恐ろしい数字を取っていたのであった。

とはいってもさすがにその時代には生まれていない私サクラ。小さいころに再放送で観たかもしれないのだが、ほとんど記憶がないのであった。ウルトラマンシリーズは再放送などでしっかり観ていてその虜になったものだったのだが。ウルトラマン関連の本を買い集め、『ウルトラQ』についての知識も身につけ、一時は全話のあらすじや登場怪獣などもかなり把握していたこともあった。もう大半は忘れてしまったが。余談だが、そんな私サクラは竹書房の『ウルトラマン大事典』を持っていたりするのであった。またそれで勉強しなおすとしよう。

オリジナルでナレーターを務めていたのは石坂浩二。のちの『ウルトラマン』でもやはりナレーションを担当していたのでそちらで覚えている方もおられるだろう。そして新シリーズのナレーターは佐野史郎。オリジナルの大ファンだということで、はりきっているようである。メインの出演者は袴田吉彦、遠藤久美子、草刈正雄らで、その他にも毎回ゲスト俳優が出てくるのである。もちろんカネゴンなどの怪獣も出てくる。ああ、正直最初にこのニュースを耳にしたときはあまり期待していなかった私サクラだが、だんだん楽しみになってきたのである。

まさか当時と同じ白黒というわけにはいかないだろうが、どうかオリジナルのテイストを端々に感じさせる作品にしてもらいたいものである。4月6日深夜、要チェックである。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.