阪神のマイク・キンケード外野手、捕手起用の可能性も。

2004/02/26 12:20 Written by コ○助

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練習試合でいきなり3試合連続本塁打をかっ飛ばすなど、その豪快な打撃が上々の評価を得ている新外国人・キンケード選手。内角の球も器用に打ち、変化球にも対応、飛距離も十分という打撃が注目を集めることが多いなりが、実は守備のほうでも注目するべき話題が出ているなり。

キンケード選手は基本的には外野手。ただ、ほかの選手との兼ね合いや、これまでのキャリアを考慮して、キャンプや紅白戦ではレフト、サード、ファーストで起用されているなりね。こういう選手はチームにとっては非常に有り難い存在。特に外国人選手は守備位置が固定されてしまうと、オーダーの組み方が極端に制約されてしまうこともあるので、複数のポジションを守ることができるキンケード選手は、近年希に見る優良外国人選手なのではないかと。

そんな内外野を器用にこなすキンケード選手は「内外野の両コーナーと捕手ならできる」豪語していたなりが、その言葉通り、今度は捕手にチャレンジするというなりよ。キンケード選手は過去に2Aビンガムトン時代に「4番・捕手」として90試合に出場したことがあるようなので、経験は十分。

岡田監督の狙いとしては、正捕手・矢野、二番手・野口という起用法は揺るがないものの、三番手の捕手として誰か1人ベンチ入りさせるよりも、キンケード選手を緊急時の捕手として使えたら、1人分ほかの守備位置の選手をベンチに入れられるという読みがあるようなり。確かに、三番手の捕手ともなると、実際にはほとんど出番があるわけではないだろうし、キンケード選手がちゃんとした捕手としての技量を持っているのであれば、こんなに良いことは無いのではないかと。

ただ、よく取りざたされるように、外国人の捕手は投手とのコミュニケーションが取りにくいという難点があるため、あまり例が無いなりね。1990年以降にマスクをかぶった外国人選手は、1990年と1991年にロッテのディアズ外野手が計21試合、1994年にオリックスのフランシスコ・キャブレラ内野手、2000年に中日のディンゴ(デビッド・ニルソン)捕手が各1試合ずつといった程度。キンケード選手が仮にシーズン中にマスクをかぶることになると、これらの選手と共に名を連ねることになるなりが、果たして実現するかどうか。まあマスクをかぶったとしても、やはり数試合あるかないか、といったレベルだとは思うなりが、ちょっと楽しみではあるなり。

とりあえず3月1日にブルペンには入り、投手陣の球を受ける予定。捕手としてどんな評価を受けるのか注目しておきたいところなり。

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