イラク開戦は視力が原因?仏のメガネCM。

2004/02/24 16:05 Written by

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記者会見の場で、眼鏡の男性が、穀物を貯蔵するサイロの写真を見せながら言う。「核ミサイルに見えたのですが……実はサイロでした。ごめんなさい」。会場はざわめく。そこに、「あなたも視力を向上させたいですか」との字幕が。

これはフランスのメガネショップが作ったテレビコマーシャル。記者会見の会場は、ホワイトハウスのプレスルームを模しているのである。そう、これは完全なパロディ。日本でも最近、国会の答弁を模したCMがあったが、このフランスのCMは国際問題を直接パロディにしているので、より話題になっているようなのである。

イラク戦争の際は米英に対して、進攻を反対していたフランス。そういえば、国連で演説していたドビルパン外相なんてのも一時期注目されたような気がするのである。彼は今も元気で外相を努めているのであろうか。そんなことはどうでもいいのだが。ん?来月訪日するかも?ああそう。っていったい私サクラは誰と会話をしているのか。まあそれもどうでもいいのである。

イラクで大量破壊兵器が見つからないということで、今やそれ見たことか!といった感じの、フランスをはじめとした武力行使に反対だった国々や人々。その気持ちを代弁したわけではあるまいが、うちのメガネをかけていたら核ミサイル施設と穀物サイロとを間違わなかったのにと、アメリカのブッシュ政権をちゃかしたCMがこれなのである。これを見た市民は大笑いをしているというのであるが、はたしてホントであろうか。

フランスにもちゃんと公共広告審査機構なるものがあるそうで(FARO、というのかどうかは不明)、そこの審査で問題なしとされ、放映されているのであるが、それでも一部のテレビ局は、法的な問題が残るとして放映を見合わせているとのことである。ううむ、これはそんなきわどいCMなのであろうか。私サクラも実際に見てみたいものである。どこかで目にする機会があった方、感想をお待ちしております。

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