野茂英雄、2年連続で開幕投手に指名。

2004/02/23 17:32 Written by

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もう今年で10年目なのである。そう、野茂英雄投手がメジャーリーグ入りしたのは95年のこと。彼ももう35歳、投手として円熟味を増してくる年齢である。

そんな彼を、去年に引き続き、ロスアンジェルス・ドジャースのジム・トレーシー監督が4月5日にホームで行われるサンディエゴ・パドレスとの今季開幕戦の先発投手として、早くも野茂英雄投手を指名したのである。

トレーシー監督は、「彼をおいて他に誰かいるか?私にとってはいない。それだけ尊敬しているんだ、彼しかいないよ」と話しているように、手放しでのほめようで、信頼の大きさがうかがえるのであった。

最近は数多くの日本人選手がメジャーで活躍しているのは非常にうれしいことながら、日本のメディアで大きく取り上げられるのは、ここ最近は佐々木やイチロー、新庄、そして昨シーズンは松井秀喜など、新たに海を渡った選手や華のあるばかり。現在報道されているのはリトル・松井こと松井稼頭央のことばかりである。そんな中で、いぶし銀ともいえるように着々と好成績を挙げている野茂投手。なんといっても、02年にドジャースに移籍後、2年連続で自己最多タイの16勝を挙げているのである。うう、シブい。そのキャリアからいっても、もうメジャーでも大ベテランといってもいいのではないか。そりゃあ監督も全幅の信頼を寄せるわけである。

過去メジャーで二度のノーヒット・ノーラン達成。ルーキーイヤーの95年にいきなりオールスター戦の先発投手に選出。そんな彼を私サクラも以前から応援していたわけであるが、ああ思い出す、その95年のオールスター戦前後にツアーコンダクターの友人が仕事で渡米するというので、野茂グッズをお土産にお願いしたのであった。そして買ってきてもらったのは野茂投手のトルネード投法のイラスト入りのTシャツ。デフォルメして顔が大きめに描いてあるのだが、その顔は……どう見ても中国人であった。ううむ、やはりアメリカ人にはいつになってもアジア系は同じに見えるのか……、恐るべしアメリカ、との思いを新たにした出来事であった。

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