NTTドコモ、データ通信に定額制を導入へ。

2004/02/22 01:37 Written by コ○助

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携帯電話もいよいよ定額制の時代に本格的に突入へ。第三世代で先行するauがすでに「CDMA 1X WIN」として開始しているメールや携帯によるWeb閲覧といったデータ通信の定額制サービス。高性能化進む端末や第三世代の利点を活かしたコンテンツは過分にグラフィカルに、動的になることから、増加するパケット量に比例して上がる通信費をどう抑えるかが課題とされていたなりよね。

日経新聞などの報道によると、これまで定額制の導入には否定的な立場を取っていたNTTドコモなりが、今夏をめどにFOMAに定額制を導入することが明らかとなったなり。やはり第三世代で先行くauとの距離が広がる中、巻き返しを図るためにはなりふり構っていられないという状況になってきたのではないかと。これまであぐらをかいていても付いてきたユーザーが、徐々にauなどに奪われていくのを阻止するためにも、最低限auと同じものは揃えないといけないという危機感の表れかもしれないなり。

auの「CDMA 1X WIN」は月額4,200円と決して安くはないなりが、撮影した画像が送り放題だったり、動画配信サービスの本格的な提供が可能となるなど、今後の携帯電話の可能性が飛躍的にアップ。対応端末の機能がハンパなことや、種類が少ないこと、まだコンテンツが十分とは言い切れないことなど、まだ「CDMA 1X WIN」を敬遠しているユーザーも多いようなりが、ここら辺の態勢をNTTドコモよりも早くきっちりと整えることができれば、まだまだ第三世代で先行し続けることは可能なのではないかと。逃げるauに追うNTTドコモ。PDC時代には考えられなかった構図なりが、こうでないと市場が活性化しないし、非ドコモユーザーにとって面白味が無いなり。

しかし、こうなってくると気になるのは第三世代での具体的な施策がいまだ見えてこないボーダフォン。買収以来、キャリアとしてのカラーが完全に失われてしまった感すら漂っているなりが、このままの状態がまだ続くのであれば、三大キャリアと言われていた時代もそろそろ終焉を迎えてしまうことになるかもしれないなり。とはいえ、1,500万近いユーザーを抱えている大事業者なりからね。ユーザーのためにも早く次の一手を発表して欲しいものなり。

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