「交通博物館」がさいたま市に移転。

2004/02/19 18:02 Written by コ○助

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東京は千代田区、万世橋駅跡地にある「交通博物館」。万世橋という駅をご存知なりか? JR中央線のお茶の水駅と神田駅の中間に、今なおホーム跡地を目にすることができるのが万世橋駅の名残。中央線の東京駅延伸の影響で1943年に廃止された駅なりが、駅舎の一部は「交通博物館」がそのまま利用しているなりね。

2001年には「交通博物館」の開館80周年を記念して、万世橋駅廃止後初めて駅の構内が一般公開されるイベントが催されたなりが、ホームまで上る階段など、今でも結構しっかりと残されていたというなりよ。う〜む、知っていれば絶対に行ったのに。コ○助は小学生の頃から中央線を利用して通学していたので、昔から電車の窓から見える万世橋駅のホーム跡に興味津々だったなりよ。かれこれ20年くらい、その想いを抱きながら生きているなり。万世橋駅の駅舎跡に入ってみたいなりねぇ。

ちなみに、万世橋駅の駅舎が実際に使われたのは30年程度だったようなりが、総レンガ作りの立派な駅舎で、モノとしてはかなり良いモノだったようなり。まあ昔の駅舎はどこも手が込んでいるなりからね。聞くところによると、東京駅のレンガ駅舎を小ぶりにしたような感じだったのだとか。

そんな万世橋駅の跡地で長年鉄道ファンや交通ファンに愛されて来た「交通博物館」。コ○助も小学生の頃はよく学校帰りや休日に遊びに行ったなりよ。入り口には蒸気機関車の名機「D51」と0系新幹線の先頭部分が展示されており、鉄道好きな子どもはこれでイチコロ(笑)。もちろんコ○助もイチコロ。

「交通博物館」と銘打っている通り、鉄道だけでなく船や自動車、飛行機に関する展示もされているなりが、入り口のインパクトある新幹線と蒸気機関車に加え、一階部分の展示には蒸気機関車が数両、丸ごと展示されていることから、どうしても「鉄道博物館」といったイメージが強いなりね。最上階の食堂の名前もかつての新幹線の食堂車を模した「軽食堂『こだま』」だし。

コ○助の想い出もいっぱい詰まったこの「交通博物館」。残念ながら近年は来場者数が激減しているようで、2005年をもって閉館。2007年をめどに「鉄道博物館」に衣替えして、さいたま市で再スタートを切ることになったというなり。事情が事情なので、場所を変えて再スタートすること自体は良いと思うなりが、問題なのは万世橋駅の駅舎を利用した現在の「交通博物館」の建物がどうなるのかということ。歴史的遺構、とまでは言えないかもしれないなりが、なんとか保存する方向で検討して欲しいなりねぇ。そして、閉館の前には必ず一般公開をもう一度やって欲しいものなり。コ○助の20年来のこの想い、晴らさずに消滅することだけは許されないなりよ(笑)。

現在の場所は秋葉原の電気街のすぐ近く。秋葉原に行った際には、ちょっと寄り道をしてみるのも面白いかもしれないなりね。ぜひぜひ。

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