阪神のマイク・キンケード内野手が「驚弾デビュー」。

2004/02/12 17:00 Written by コ○助

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まだまだキャンプ中盤、この時期にすっ飛ばしている選手がシーズン始まったときに同じような活躍を見せる保証はどこにも無いなりが、それでも今年の新外国人選手、マイク・キンケード内野手には魅力を感じないわけにはいかないなりね。獲得が浮上した段階から前評判がすこぶる高く、星野仙一SDに「日本なら、パワーヒッターとしても通用する」と言わしめた大砲候補。近年希に見る会心の補強とまで言われているだけに、そのベールを脱ぐ日を待ち望んでいた阪神ファンも多いと思うなり。

11日に行われた広島との練習試合。4番で出場したキンケード選手は、無死一、二塁で迎えた来日初打席にいきなり130メートルの豪快な3ランをかっ飛ばし、セ・リーグ各球団のスコアラーのど肝を抜くことになったなり。中日の安田スコアラーは「ボブ・ホーナーの再来だ」、巨人の樽見スコアラーは「センター、右方向とチームバッティングもできる。やっかいな選手」、広島の畝スコアラーは「欠点という欠点が見当たらない」と絶賛の嵐。まあ過分にリップサービスも含まれているとは思うなりが、悪い気はしないなりね(笑)。

まだオープン戦でもない、その前段階の練習試合で浮かれているわけではないなりが、阪神が自前で獲得した外国人打者はトーマス・オマリー内野手以来、活躍した試しがないなりからね。昨年活躍したジョージ・アリアス内野手はオリックスから獲得した選手だし。そういう意味でも、星野SDが2年越しで追い続けていたというキンケード選手の活躍に期待はかかるわけなり。アリアス&キンケードの右の大砲2人で、いまや伝説的ですらあるオマリー&パチョレックのコンビを越えて欲しいものなり。

ちなみにキンケード選手のポジションはサードか外野。阪神のレギュラー候補は、主力級だけでも次のように揃っているので、果たして誰が外れることになるのか、全く予想できない状態なり。
ファースト → アリアス、桧山
セカンド → 今岡
ショート → 藤本、鳥谷、久慈、沖原
サード → 片岡、キンケード、関本、アリアス
外野 → 桧山、濱中、赤星、キンケード、金本 

安泰なのは本当にセカンドの今岡誠内野手くらい。メンバー的に外野がいずれも主軸級なので、ここの競争から弾かれた選手が内野に回って、内野の競争が激化するという構図になりそうなりが、外野は金本、濱中、赤星で決定的な気も。アリアス&キンケードは同時起用したいところなので、そうなると片岡&桧山の出番が無くなるということになってしまうなり。これも難しいところなりねぇ。

ま、優秀な戦力が揃って、その上で悩むのは幸せなこと。こんな幸せな阪神、ほんと信じられないなり(笑)。どうか今年もみんな活躍して、良い年になりますように。

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