NYで編み物流行中。

2004/02/08 12:08 Written by

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最近、アメリカの若者の間では"back to the slow life"とでもいいますか、宿題や仕事に追われる生活を捨て、ゆっくりと人生を楽しもうじゃないかという動きがあります。

そしてその一環としてNYでアツイのが編み物。老いも若きも男も女も、みんなでせっせせっせと色々な所で編みまくっているらしいです。

カフェでエスプレッソを飲みながら編み物を、なんて優雅な時間を過ごす方もいれば、"I did a whole sweater once in a law class"(セーターを法律学の授業中に編み終わった)なんていう女の子も。え、じゅ、授業中?今じゃNYのいろんなところで編み編みしている人たちを見る事が出来るそうです。カフェ、仕事場、映画館、などなど…え、映画館!?

さらに、病院や心理学士でも編み物をリハビリ等の目的に推薦しているケースも多いのだとか。「編み物をしている間は痛みを忘れる」、「編み物をする事で社交的になれた」などその効果は絶大みたいですね。NYという大都会に知り合いがいないというのは寂しいもの。そんな寂しさを紛らわしたり、新しい出会いの場を提供するという意味でも絶大な支持を得ているみたいですね。

また、「おばあちゃんが暖炉のそばで…」というイメージからもslow lifeというコンセプトにぴったり。特に、ネット中毒の若者は、ネット以外に暇を潰せる物を見つけた、と飛びつく人も多いのだとか。

45歳以下の編み物人口は1996年には9%だったのに対し、02年の調査では倍の18%に。

編み物、新しい趣味としてそのポジションを確立し始めた感があります。編み物道具は大体2千円くらいからあるのですが、中には、イタリアブランドの編み物セットおよそ12万円を購入する人もいるのだとか。

みなさんも、忙しい日常を忘れてゆっくり出来る時間、作ってみませんか?
お気に入りの音楽を流しながら、アロマを焚く時間を5分でも持てば、明日を生き抜く活力を養う貴重な時間になるものです。


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