イワン・ロドリゲス捕手がタイガースに移籍。

2004/02/04 03:15 Written by コジマ

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メジャーNo.1捕手の“パッジ”ことイワン・ロドリゲス捕手がFA権を行使し、昨季ワールドシリーズを制したフロリダ・マーリンズからデトロイト・タイガースに移籍したのだ。イチロー外野手の在籍するシアトル・マリナーズも獲得を検討していたが金額と契約年数で折り合いがつかず、結局4年4000万ドル(約42億7000万円)でタ軍と契約した。

デトロイト・タイガースは20年近く低迷を続けており、リーグ優勝で浮かれまくってる阪神ファンと対比して、悲嘆に暮れているタ軍ファンの映像を何度かテレビで目にした。それもそのはず、昨季は負けも負けたり、ア・リーグ記録の119敗! まあ、日本の虎も似たようなものだったんですけど…。

そんなダメ虎USAに、現役最高峰といわれるロドリゲス捕手が移籍するなんて、「マジかよ!」な話なのだ。しかも、同捕手が2002年に腰痛で戦列を離れたことを引き合いに、「今後2年間、腰痛を理由に35日以上故障者リスト入りした場合、05年シーズン終了後に契約を破棄できる」という異例の条項を契約に盛り込んでいる。そんなんでいいのか!? パッジ!! 年俸もそんなに上がってないし。

ロドリゲス捕手は、身長175センチながらそのプロレスラーのような体型で「ずんぐりしてる」という意味の“パッジ”の愛称で知られ、通算成績は打率.304、231本塁打、914打点で、1992年から10年連続でゴールドグラブ賞を獲得している。伝説の大投手、ノーラン・ライアンともバッテリーを組んだことがあり、相手走者の走る気をなくさせるとんでもない強肩とコントロールを併せ持つ最強の捕手なのだ。イチロー外野手も、このパッジには相当苦労しているみたい。明るくて笑顔もステキなナイスガイ。そして、ドラフト外でプロ入りした苦労人でもある。

そんなロドリゲス捕手が、1901年創設、リーグ優勝9回、ワールドシリーズ優勝4回の名門チームを復活させることができるか、今シーズンは見ものなのだ。

日本に来るって話もあったんだけどなあ…。

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