ハルウララ出走レースの馬券、全国発売へ。

2004/02/03 07:50 Written by コ○助

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過去にも地方競馬発のスターホースと言われる馬は多々いたなり。一大ムーブメントを作り上げたハイセイコーやオグリキャップも地方競馬出身で、競馬ファン以外の一般の人を見事に巻き込んで社会現象にまでなったなりよね。

それらの馬が多くの人の共感を生んだのは「勝つことで感動を与えた」ということ。いわばエリートの中央競馬界に、地方から敢然と立ち向かい、圧倒していく様は実に美しく、力強いものがあったからなり。

ハルウララもまた、地方競馬から飛び出したスターホース。ただ、ハルウララが決定的に違うのは、言ってしまえば負け続けているだけのダメな馬ということ。基本的には勝つことでしか評価されない競馬の世界で、未勝利の馬がここまで世間の注目を集めているのは希有な例。世間的な評価は「ダメなところがかわいい」「いつかわからぬ勝利に向かって、ひたすら頑張っている姿に共感を覚える」等々。すごく冷静なことを言ってしまえば、別にハルウララの意志で100戦以上も走っているわけではないし……、むしろ走らされている感も漂っているし……。

と、いうわけで実はコ○助はハルウララブーム懐疑派の一員なり(笑)。もともと競馬好きな人には、コ○助と同じような、やや冷徹な目を持って見ている人もいるなりよ。少なくとも、コ○助の昔からの競馬仲間は皆、ハルウララに関しては「論ずるに値せず」という姿勢。いくら単勝馬券買ったって、勝たなきゃ馬券としての意味がない、というまさに競馬に関しては現実的な目「しか」持っていない集団なり(笑)。ゆえに、これまでいかに世間でハルウララが話題になったって、コ○助は記事として扱うことが無かったわけなり。

さて、そんなハルウララは高知競馬の所属馬。これまでハルウララの名前が印刷された単勝馬券を購入するには高知競馬まで足を運ばなければならなかったなりが、3月22日の最終レースに出走するハルウララに武豊騎手の騎乗が決定。世間的な注目を集めることから、地方競馬の、重賞でもない平レースの馬券が全国で購入できるという異例の展開となってきたなり。これってかなり凄いこと。でも購入しようにも、高知競馬の競馬新聞が手に入るのか……という心配がかなりあるなりが、一般のファンはハルウララの馬券が欲しいだけなので、予想する必要もないなりか。

発売される競馬場は以下のとおり。
・3月22日の全レース発売
福山競馬場
・3月22日のハルウララ出走レースとJRA交流重賞のみ発売
盛岡、上山、宇都宮、高崎、笠松、名古屋、佐賀、荒尾の各競馬場と関連場外発売所
・発売を検討中
大井、川崎、船橋、浦和、北海道の各競馬場と関連場外発売所

なんと、東京でも購入できる可能性があるということなので、コ○助は時間さえあえば大井競馬場に出向きたいと思うなりよ。当然ハルウララの馬券を買うわけでは無いなりよ。ハルウララは絶対に負けると読んで、それ以外の馬を買って、勝負してみようと思っているなり(笑)。必ず1番人気になる馬が、高確率で負けると思われるこのレース。そりゃ馬券的には美味しいと思うのが、普段から競馬やっている人の「眼」なのではないかと。

ハルウララの初勝利に期待をかける一般のファンvs.ハルウララ出走レースを「美味しい」と思っている競馬ファン。さてさて、笑うのはどっちになるなりかね。皆さんはハルウララブーム容認派?それとも懐疑派?

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