「シカゴは夢舞台」ホワイトソックスの高津臣吾投手が入団会見。

2004/01/24 15:27 Written by コ○助

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まさかのFA宣言から、苦戦が続いていたメジャー球団とのFA交渉。35歳という年齢と、過去の故障歴、そして年俸がネックとなり、なかなか手を挙げる球団が現れず2004年を迎えてしまった高津投手。本人もヤクルト残留をにおわせ始めるなど、非常に厳しい状況だったなりが、出来高を含めるとヤクルトが提示した額に相当するという、非常に高条件でのオファーがホワイトソックスから届いたなりね。そして契約が成立。数年前からオフにはメジャーを意識した発言をしてきた高津投手の「夢」がついに実現することになったなり。

「不安がないと言えばうそになる。ただ残りの野球人生が少ない中で、最後はアメリカに挑戦していい終わり方をしたいと思っていた」
「日本で10年間クローザー(抑え投手)としてやってきた。だから、もちろんクローザーになりたい気持ちはある」

ホワイトソックスという球団は、あまり日本ではなじみのない球団なので、ザッとご紹介を。球団創立は1901年と、とても歴史あるチーム。ただ、低迷期間が長く、ワールドシリーズの優勝は1917年から、ア・リーグ優勝も1959年から遠ざかっているなり。かれこれ44年もリーグ優勝をしていないなりか。球団数が多いから仕方がないとはいえ、ファンもこれではたまらないなりねぇ(笑)。
日本で知られるような、スタープレーヤーは所属しておらず、話題らしい話題が無いのが現状。かつてマイケル・ジョーダンが何を思ったか野球に挑戦したときに、契約を結んだのがホワイトソックスだった……ということくらいなりか。これから高津投手の頑張り如何では、日本で人気が出る可能性は十分あるだけに、ぜひとも活躍して欲しいなりね。

高津投手は1991年ドラフト3位でヤクルトに入団。以来、ヤクルト一筋、主にストッパーとして活躍を続け、昨年4月には日本新となる通算230セーブ、6月にはこれまた日本新となる通算270セーブポイントを記録し、名実共に日本一のストッパーとなったわけなり。この日本での実績を考えたらメジャーでも十分にやれるであろう高津投手。武器であるシンカーと、メジャーでは珍しいアンダースロー気味のサイドスローがどこまで通用するのか、楽しみなりね。

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